年末年始に自律神経を乱すことが多い原因と対処法

ブログをご覧頂きありがとうございます。浜松市はりを刺さない心身堂鍼灸院の佐野です。

年末年始は自律神経系の体調不良を引き起こすきっかけを作りやすい時期です。実際に受診されるのは1月後半ぐらいからの方が多いのですが、年末年始の過ごし方を注意するだけで新年早々体調不良で動けなくなるといったことを防ぎやすくなります。

今回は自律神経と年末年始の過ごし方について一緒に考えていきたいと思います。是非、最後までお読みください。

結論:なるべく生活リズムを乱さない生活を心がけましょう。

年末年始は親戚や友人が集まって一緒にお酒を飲む機会も多く、非常に生活リズムが乱れやすい時期です。

年末年始の連休になる為、休暇分の仕事が前後で集中して忙しかったり、大掃除など、家の用事も多くなるため、いつも以上に心身に疲労がたまった状態のまま年末年始を迎えている方が多いです。

休暇になれば休めるからと思っている方も多いと思いますが、横になったまま1日中ダラダラ過ごす、TVやスマホをだらだらと長時間観たり、神経に負担をかける飲酒量が増える、普段合わない人に会うなど刺激的で楽しいのですが、心身にとってはストレス反応を引き起こすようなことが多くなります。

こういったストレス反応はごく短期間であればあまり問題を起こすことがありませんが、だらだらと継続してしまうと自律神経の乱れを引き起こしてしまう原因となります。

その結果として休み明けぐらいから自律神経の問題による体調不良が出てきてしまうようになるので、予防をしっかりと行っていきましょう。

この記事では年末年始に気を付けたい過ごし方について考えていきたいと思います。

連続して夜更かししないでケアも行う

大切な人と楽しい時間を過ごすことは人生を豊かにしてくれる大切な時間です。

ですから、完璧に夜更かしをしないようにしましょうということではありません。

しかし、飲酒をした状態での睡眠は質が低下する為、神経系に非常に強いダメージが及びやすくなります。

夜更かしをしてしまったとしても、連続で夜更かしをすることは避けるようにしましょう。

睡眠不足は2週間ぐらい身体への悪影響が残ることがわかっていますので、休み明け後2週間ぐらいは意識的に睡眠時間を長めに保つようにすることで、睡眠不足による自律神経の乱れを予防するようにしましょう。

お酒は適量

お酒はシナプスと呼ばれる神経と神経の間の情報伝達を行う隙間に作用して、神経伝達を邪魔する物質です。

その作用の結果、楽しい気分になったり、気持ちよくなったりするのですが、神経伝達を悪くする物質なので大量に飲むことはお勧めできません。

科学的には適量であれば健康に害はないという量はないと考えられています。

つまり、1滴も飲まないのが一番健康に良いとはされていますが、私達は健康のために生きているわけではないので大切な人との円滑なコミュニケーションをとるお酒を適量飲むのは良いかと思います。

しかし、浴びるように飲んだり、まともに立つことが出来なくなるようなお酒の飲み方はしないように気をつけましょう。

アルコールを摂取すると睡眠の質が低下する為、出来れば昼のみして夕方ぐらいからは飲まないような飲み方をされた方が、身体へのダメージは少ないハズです。

朝は通常通り起きましょう

人の身体は朝目から光が入ることで体内時計をセットする為、遅くまで寝ていると体内時計が乱れてしまいます。

夜更かししてしまった場合には一度起きて目から光を入れてから、再度寝るようにして頂ければ体内時計の乱れは最小限で済みますので、寝不足になる場合には2度寝を利用してください。(しかし、遅くても午後3時までには起きてください。)

特に中学や高校生ぐらいのお子さんは長期休暇後に朝起きられなくなる子供が多いため、体内時計を乱さないように注意しましょう。

運動をしましょう

寒いので暖かい家の中でごろごろしていたいとは思いますが、おせち料理は砂糖を使ったものも多く、食べてごろごろ過ごしていることが多いので、なるべく有酸素運動をして血糖値を乱さないように心がけましょう。

お子さんやお孫さんと一緒に近所を散歩したり、するのも良いですし、近所の神社へ歩いて初詣するなども良いかもしれません。

旧友と会っても自分と比べない

地元にいても、帰省しても、旧友と会う機会も多いかと思います。

楽しい時間を過ごすために合うのはどんどん行って頂きたいですが、旧友と自分を比べてメンタルが落ち込まないようにしましょう。

昔の中の良かった友人と会った際に、結婚していたり、出世して偉くなっていたり、起業して社長になっていたりなど、私達は1度ついた印象を書き換えることがとても苦手な為、自分が何となく置いて行かれているような感覚になってしまうことがあります。

長い間あっていなければ、当然その間に友人も様々な経験をしたり、努力を積み重ねている為、あなたが思っていた以上に成長を感じると焦ってしまうこともあるかと思います。

しかし、あなたはあなたの人生を生きていけばよいだけですから、他人と比べてストレスを受けるいつ用はありませんので、注意しましょう。

まとめ

年末年始は休暇や大掃除などで疲労がたまっている状態のまま帰省をするなどのイベントが多く発生する為、生活リズムが乱れやすくなります。

神経系に悪影響を与えるアルコールを摂取する機会が増える為、完璧に生活リズムを整えた生活をする必要はありませんが、その中でもなるべく身体へのダメージが少なくなるような生活を心がけることが大切です。

飲酒をした状態で眠ると睡眠の質が低下しやすくなるため、時間的には寝ていても睡眠不足に陥っている場合が少なくありませんので、休み明け後も2週間程度は睡眠時間を長めにとるようにしましょう。

また、休み期間中の朝寝坊は体内時計を乱す原因となりますので、朝起きる時間はあまり乱さないよう注意しましょう。特にお子さんは学校が始まってから朝起きられないなど、起立性調節障害や不登校のきっかけを作りやすいので注意してあげて下さい。

当院での改善をご希望の方は自律神経失調症お問い合わせよりご連絡ください。オンラインカウンセリングも行っております。

心身堂鍼灸院院長
この記事を書いた人
鍼灸師 佐野 佑介

静岡県浜松市中央区和地山で自律神経専門のはりを刺さない心身堂鍼灸院を開業。
自身も26歳の時にパニック障害から自律神経症状に苦しんだ経験を持つ。
2012年に独立開業。
国家資格 はり師(148056号)・きゅう師(147820号)
医薬品登録販売者試験 合格

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