20代の時に発症、緩解していたパニック障害が、第三子妊娠中に再発して来院された30代女性(浜松市)の鍼灸症例

<初診時のカウンセリング>
20代の時に一度パニック障害に悩まされていた時期があったのだが、その時は投薬治療などをしながら自然に緩解していった。去年第3子を出産したのだが、妊娠中から突然パニック障害が再発し、出産を終えてもソワソワした感じや不安感があり、外出が難しい状態の為、来院した。

子供と思うように出かけられるようになりたいとのこと。

今回、初めて鍼灸を受ける。

<施術内容と経過>
話を聞いていると、元々まじめで責任感が強いタイプで、自分で何でも背負い込んでしまう感じがあり、そういった性格の特性からパニック障害になり、一時的にはストレスが軽減されて治まっていたものの、第三子はつわりが酷かったこともあり、妊娠の際の身体ストレスが再発のきっかけになったと思われる。

初回
はじめての来院なので、緊張もあってかなりソワソワした感じになっている。内臓調整をすることで副交感神経の働きを刺激し、全身の力を抜きやすくするように施術を行った。施術後は来院時にあったソワソワ感は消失した。

2回目(一週間後)
前回の施術後から、外出するなどの緊張するようなことがなければソワソワと落ち着かない感じ(焦燥感)や不安感が出ることはほとんど出なくなったとのこと。出かける前などに焦燥感がでるとのこと。同じく内臓調整と全身の力を抜きやすく施術を行った後、焦燥感との向き合い方を教える。

3回目(一週間後)
出かける前に若干ソワソワした感じは出るものの、以前と比べると弱いもので、体調も全体的に良く過ごせているとのこと。

4回目(一週間後)
一度緊張することがあり、ソワソワ落ち着かない感じが酷くなったのだが、伝えていた思考法を行っているうちにとらえ方を変えることが出来自然とソワソワした感じが治まってきたとのこと。

5回目(二週間後)
ふと不安なことが頭をかすめることはあるが、ソワソワとした焦燥感や不安感は感じることなく過ごせていたとのこと。

6回目(二週間後)
不安になるかもというのは、頭をよぎるが実際に焦燥感や不安感は出ることなく過ごせていたとのこと。

7回目(三週間後)
不安が頭をよぎるがそれほど気にせずに過ごせているとのこと。予期不安もほとんど出なくなってきている。

8回目(一ヶ月後)
問題なく過ごせており、体調も良いため今回で卒業とした。

<まとめ>
ストレスを抱え込みやすい思考パターンが下地としてあるところに妊娠の身体的ストレスが重なってパニック症状が出ていた症例。

肉体的な施術だけでも症状だけはかなり改善してはいたのだが、不安になることや自分のせいでという責任感の強さ、迷惑をかけたくないという感情が強いという部分に対して心理療法を行っていくうちに、予期不安もどんどん消えていった症例。

※こちらの記事は症例であり、全ての方に効果を保証するものではありません。効果には個人差があります。

パニック障害の改善について詳しく解説していますので、ご興味がある方は是非ご覧ください。

この記事を書いた人

静岡県浜松市中央区和地山で自律神経専門のはりを刺さない心身堂鍼灸院を開業。
自身も26歳の時にパニック障害から自律神経症状に苦しんだ経験を持つ。
2012年に独立開業。
国家資格 はり師(148056号)・きゅう師(147820号)
医薬品登録販売者試験 合格

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