パニック障害からの社会復帰。仕事で再発しない方法

ブログをご覧頂きありがとうございます。浜松市はりを刺さない心身堂鍼灸院の佐野です。

パニック障害になってしまうと、仕事を継続することが難しくなって休職・退職される方も多いです。しっかりと休養と治療を行いパニック障害が改善してくるといよいよ社会復帰(仕事へ戻る)を考え始めるかと思いますが、職場復帰を考えるだけでも再び不安感が出てきてしまって仕事が続かないのではないか?と不安になられる方も多いです。

今回は社会復帰に携わらせていただいた経験を踏まえて、パニック障害の方が仕事に復帰しても再発しない方法について一緒に考えていきたいと思います。是非、最後までお読みください。

結論:辛くなる仕事は継続できないので、辛くならない環境を構築しましょう。

パニック障害になってしまうと、嫌なことに対する抵抗力が低下する方が多いです。

私自身もパニック障害になる前と後では嫌なことやちょっと負荷が強くなると、簡単に体調を崩してしまうようになった感覚があります。

その為、職場復帰する際には職場環境が継続可能かについて考えることが、とても重要になってきます。

休職されている方の場合、多くの企業では復職プログラムがあるため、産業医と相談しながら徐々に社会復帰していくことになりますが、小さな会社の場合はこのようなプログラムがない場合もあります。

退職されている方の場合は就職活動から始める必要があり、どういう仕事だったら続けていけるのだろうか?と悩まれることも多いです。

同じ会社に復帰する場合と、既に退職されている方が再就職して社会復帰する場合それぞれについて、一緒に考えていきましょう。

同じ会社に復職する場合

同じ会社に復職する場合は、会社側も事情をわかっているので、どれぐらいの仕事量が辛いのか、どういう種類の仕事が辛いのかを会社側に遠慮せずに伝える事が重要です。

必要に応じて部署異動などの希望を出して、ストレスがかかりすぎないよう会社側にも配慮してもらうことが大切です。

基本は会社と契約している産業医との面談で、不安に感じていることやどういうことが辛いのかをしっかりと話をすることが大切です。

稀にお小遣い稼ぎで産業医をやっている先生もいるので、対応が悪い場合には我慢せずに担当の産業医の変更をしてもらうことも大切です。

あなたの要望をしっかりと伝えてなるべく働きやすい環境を作ることが大切です。

復職される場合はゆっくり、徐々にが基本です。

いきなりフルタイムで週5日で残業もするような復帰の仕方をすると高確率で再発しますので注意してください。

例えば、最初は午前中だけ1日おきに出勤するといった感じで少しだけ仕事に行くというようにして、2〜3週間問題なければ出勤日数を増やしていくか、勤務時間を少し伸ばすといった感じで負荷を上げていきましょう。

フルタイムに戻ったとしても、残業はしばらくは行わないほうが無難です。早くても週5のフルタイムになってから1ヶ月ぐらいは定時に帰るようにしてください。

1ヶ月以降は多少の残業は仕方がないのですが、仕事のストレスが原因でパニック障害になったのであれば、発病前と同じレベルまで仕事を戻すことは基本的には行わないことをおすすめします。

パニック障害によって以前のように働けなくなったとガッカリされる方が多いのですが、もともと以前の仕事の負荷に耐えられる肉体に生まれていないことに、パニック障害になるまで気が付かなかっただけなので、くれぐれも休職していて迷惑かけた分恩返ししようとして仕事を抱え込まないように注意が必要です。

再就職して社会復帰する場合

再就職して社会復帰する場合は、職種や人間関係があなたにあっている環境を選ぶと順調に社会復帰しやすくなります。

職種を選ぶ際に私が患者さんにお話させていただくのは、以下の4つのうち1、2のどちらかに属する職種を探すようにおすすめします。

給料が良くても3、4の職種に再就職してしまうと、ストレスで再発される方が多いので注意してください。

もちろん、人間関係が悪い、パワハラがあるなどの環境は避けてください。

  1. 好きで得意な仕事。
  2. 好きでも嫌いでもないが、得意な仕事。
  3. 嫌いだけれど、得意な仕事。
  4. 嫌いで苦手な仕事。

嫌いな仕事を無理にして再びパニック障害になって、人生の時間を治療に再び使わなくてはいけない状況にならないことです。

経済的に損失が大きいだけでなく、再発するとそれだけ神経系が破壊されるため、回復しても体調不良が多く残ってしまいやすくなります。

いつでも逃げていい

再就職の際は人間関係などは実際に入社してみないとわからないことが多いのも事実です。

再就職が難航した方ほどパワハラがあったり、聞いていた労働条件と違ったりしても、我慢して耐えようとしてしまう傾向があり、再発の原因になります。

一度勤め始めたらやめられないと腹をくくって頑張って、再発して再び働けなくなるのを繰り返すのが一番避けたほうが良いことです。

合わないなと感じた時点で転職してあなたに合う環境に出会うまで何社でも会社を変えていくことは決して悪いことではありません。

当院に来院されていた方でも、就職したが上司から嫌味を言われることがあったため、すぐに退職して他の会社に転職して今は安定して仕事されている方もいます。

まとめ

パニック障害になってからの社会復帰は徐々に仕事に戻っていくことがとても重要です。

休職していて元の会社に戻る場合には、産業医とよく相談してどういう仕事が可能で、どういう仕事が辛くなりやすいのかを伝える事が大切です。

そして、焦らずに徐々に職場復帰していくようにしてください。

既に退職している場合には、好きで得意なことを仕事にできれば一番良いですが、好きでも嫌いでもないが得意(苦痛にならない)仕事を選ぶことをお勧めします。

新しい会社では人間関係など入社してみないとわからないこともある為、就職しても辛い場合は体調を崩す前に退職してしまうことも頭の片隅に入れておくようにしてください。

パニック障害は再発してしまうとうつ病なども併発しやすくなる為、社会復帰のために無理して再発しないように気を付けていきましょう。

当院での改善・予防をご検討の方はパニック障害をご覧ください。

遠方で来院が難しいけれど、カウンセリングを受けたいという方はオンラインカウンセリングをご利用ください。

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心身堂鍼灸院院長
この記事を書いた人
鍼灸師 佐野 佑介

静岡県浜松市中央区和地山で自律神経・メンタル専門のはりを刺さない心身堂鍼灸院を開業。
自身も26歳の時にパニック障害から自律神経症状に苦しんだ経験を持つ。
パニック障害、広場恐怖症、うつ病などの精神疾患領域と起立性調節障害、機能性ディスペプシア、眩暈などの自律神経疾患の専門の鍼灸師。
国家資格 はり師(148056号)・きゅう師(147820号)
医薬品登録販売者試験 合格

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