パートナーから言ってないことを言ったといわれて喧嘩になる理由

ブログをご覧頂きありがとうございます。浜松市はりを刺さない心身堂鍼灸院の佐野です。

パートナーから言ってないことを言ったといわれてそのまま、言った言わないといった喧嘩になることが多ありませんか?

接客能力などが高いパートナーや色々なことを察して行動してくれるパートナーほど、このタイプの喧嘩に発展することが多くあります。

今回はそんなコミュニケーショントラブルがなぜ発生するのか?その理由と対策について一緒に考えていきたいと思います。是非、最後までお読みください。

結論:認知の歪みがあるうえに、通常よりも先読みしてコミュニケーションをとっていることが原因

私達は多かれ少なかれ、言葉の裏の意味や言葉だけでは不足している情報を、推測によって補ってコミュニケーションをとっています。

推測する能力がないとコミュニケーションをとるのにいちいちすべてを説明しないと会話が成り立たなくなってしまいます。

代名詞などは推測能力を使う典型ですが、会話の流れから誰の事、どこの事、何のことを指しているのか?を推測して、会話を成立させています。

推測する能力はコミュニケーションを円滑にするためには、とても重要ではあるのですが、この推測する能力が過剰になると「言っていないことを言った」と誤解して喧嘩になるという問題に発展しやすくなります。

パートナーから「言っていないことを言った」と責められることが多い場合には、パートナーの推測能力が過剰であったり、最初の認識の時点で認知の歪みが生じている可能性があります。

喧嘩に発展してから、「そんなこと言っていない」と説明しても、「いや!言った!」という押し問答の会話にしかなりません。

パートナー自信に認知の歪みや推測能力の過剰さを改善していく認知行動療法を行うことが一番有効ですが、推測の先回りをしてどういう認知をしやすいのかを理解した上でコミュニケーションをとると喧嘩を回避しやすくなります。

少ない情報から未来を予想する

推測する能力が過剰な方の多くは、無意識レベルで少ない情報から未来を予測したり、たった一言から連想して言葉をくみ上げて文章を完成させます。

特に事実だけを伝えるつもりで発言した言葉は誤解を受けやすいので注意が必要です。

例えば、あなたが「洗濯物とりこんだところまで終わっているんだね。」

と事実の確認をする発言したとします。

推測する能力が高いパートナーの場合は頭の中でその言葉の真意をネガティブに連想していきます。

洗濯ものを取り込んだところまでしか終わっていない→友達とカフェに行く時間はあったのに洗濯をたたむ時間はなかったのか?→時間があるなら家事ぐらいやれよ→お前は仕事遅くて使えないな

といった感じで、一瞬でネガティブな推測をしていくからです。

その結果、突然、「私は友達とカフェに行っちゃいけないんでしょ!」とか「私はあなたの家政婦じゃない!」などと怒り出し喧嘩に発展するといったことが起ります。

少し極端な例を出しましたが、パニック障害やうつ病、自律神経失調症などのストレスが原因で発症する疾患で来院される方がもっていることが多い認知の歪みや特性でストレスを受けやすい傾向です。

推測したことと事実の区別が難しくなっている

前述の例では事実は「洗濯物とりこんだところまで終わっているんだね。」という状況の確認をしているだけです。

しかし、認知の歪みにより、「洗濯ものを取り込んだところまでしか終わっていない」と言葉を間違って認識し、そこから推測して結論が私に対する批判として受け取られています。

私達の脳は事実ではなく「自分が感じたことを事実として認識する」性質があります。

その為、本人に「洗濯物とりこんだところまで終わっているんだね。」と事実確認をしただけであるといくら説明しても、理解してもらえません。

頭の中で起こった推測が本人の認識では現実になっており、事実と区別できなくなってしまっていることが多くあるからです。

その為、間違った認知をされるよりも前に、今から離す言葉がどういう意図で話をするのかを先に伝える必要があります。

つまり、「洗濯ものの続きを私がしたいから、今終わっているのがどこまでなのかを確認したいんだけど・・・」っと前もってなぜそれを言うのかを伝えておくことで喧嘩を予防しやすくなります。

しかし、毎回やっているとコミュニケーションがとてもめんどくさくなってしまうのと、本人も最初に説明されると逆に何かやましいことを考えているのでは?と勘繰り始めるので、一時的な方法です。

喧嘩になってしまった場合には、何を感じたのか?どういわれたと感じたのか?の話を聞いてなだめていくという方法がありますが、かなり難しいのであなたが専門的なトレーニングを受けることが必要です。

根本的には認知の歪みの修正と、本人が推測でコミュニケーションをしやすいことを自覚し、事実をフラットに受け取れるようにする認知行動療法が必要になります。

認知の歪みと推測の過剰は養育環境の影響が大きい

このような認知の歪みや推測の過剰は、どのような養育環境で育ったのか?に大きな影響を受けます。

本来、子供は親から自分の願望や欲求を察してもらい、不安な感情をなだめてもらうことで心を成長させていきます。

しかし、親の顔色を伺いながら育ってきたり、自分以外の兄弟の方に親の関心がいってしまったなどの環境で育つと、親の機嫌を伺ったり、親の関心を引く為に親の喜ぶようなことを予測して行うようになります。

これが推測能力が過剰になる原因です。

また、しつけとして親から否定的な言葉を多くかけられたり、逆に過保護に甘やかされて育った場合には、自己肯定感が低くなりやすいため、他者からの言葉は基本的に否定的な者であるという前提で聞いています。

その為、事実を確認しているだけであっても、自分が責められているような、否定されているような誤認をしやすくなります。

典型的にはこのような養育環境が影響しますが、良い養育を受けた場合であっても、何かが認知の歪みやネガティブな推測をしやすい性質を引き起こしたと考えられます。

認知行動療法を行っていくことで改善していくことが大切です。

認知行動療法を行っていく

喧嘩の当事者になってしまうと、認知行動療法を一緒に行うことが難しくなってしまうので、本人の自覚がない場合には第三者による介入が一番良いです。

しかし、本人が認知の歪みや推測が過剰になっていることを自覚している場合には自分で認知行動療法を行うことで改善していくことが出来ます。

認知行動療法では、実際に喧嘩に発展した言葉(事実)を一字一句書き出し、その次に自分が何を連想して考えたのか?(推測したのか?)を書き出していきます。

連想した内容を書き出してから、喧嘩に発展した言葉(事実)から、連想した内容が間違いない証拠になっているのか?を考えていきます。

証拠がないということに気が付くと、自分の推測から過剰反応して喧嘩が始まったことを理解できれば、十分です。

そのうえで、他の可能性はないか?(単純に事実を確認したかっただけなど)を考えて書き出してみます。

何度もこのプロセスを繰り返していくことで、認知を修正することと、事実と推測にずれが生じやすいことを自覚していくことが出来ます。

そうなってくると、自分が起こった時に一度、自分が感じたことが事実と推測がごちゃ混ぜになっていないのか?正しく認知できているのか?を振り返ることが出来るようになってきます。

そうやって振り返ることが出来れば、例え一瞬、推測から嫌な気分になったとしても、私が誤認しているという自覚を持つことで適切な感情のコントロールとコミュニケーションが取れるようになっていきます。

まとめ

認知の歪みや推測能力の過剰があると、言っていないことから喧嘩に発展してしまうことがあります。

私達はある程度推測によって円滑なコミュニケーションを可能にしています。しかし、推測が過剰になることでコミュニケーションにミスが生じやすくなります。

予測する能力はいわゆる「察する」能力ではありますが、この能力が過剰にそして、ネガティブに働いた時に問題が生じます。

ストレスを受けやすいため精神疾患に罹りやすいので注意が必要です。

推測と事実との区別が難しくなっていることがあるので、推測させずに理由を丁寧に説明することで喧嘩を回避しやすくはなりますが、本質的には本人が認知行動療法を行って認知の歪みと推測の過剰を改善していくことが大切です。

養育環境により認知の歪みや推測の過剰を起こしやすくなります。

認知行動療法で改善が可能ですが、本人に自覚がない場合には専門家など第三者の介入が必要になります。

当院での改善を希望される方はお問い合わせよりカウンセリング予約をお取りください。

遠方でカウンセリングへの来院が難しいけれど、相談したいという方はオンラインカウンセリングをご利用ください。

心身堂鍼灸院院長
この記事を書いた人
鍼灸師 佐野 佑介

静岡県浜松市中央区和地山で自律神経・メンタル専門のはりを刺さない心身堂鍼灸院を開業。
自身も26歳の時にパニック障害から自律神経症状に苦しんだ経験を持つ。
パニック障害、広場恐怖症、うつ病などの精神疾患領域と起立性調節障害、機能性ディスペプシア、眩暈などの自律神経疾患の専門の鍼灸師。
国家資格 はり師(148056号)・きゅう師(147820号)
医薬品登録販売者試験 合格

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