産後、うつ病・パニック障害になってしまったあなたへ

こんにちは、浜松市はりを刺さない鍼灸師の佐野です。

出産した後から、パニック障害やうつ病を発症したり、体調不良が出てくることは珍しくありません。

当院へ来院される方でも出産後からの体調不良を何年も引きずっているという方は多くいます。出産が母体にかかる負担は身体的にも精神的にも大きなものです。

今回は出産後ぐらいからうつ病・パニック障害の症状が出てきてしまった方が今とるべき行動と考え方について、一緒に考えていきたいと思います。是非、最後までご一読ください。

結論:周囲の人の手助けや経済的な支援を受けましょう

産後うつ病やパニック障害になるのは、あなたが弱いからでも、劣っているからでもありません。

産後にうつ病やパニック障害になる女性は人類の歴史上ずっとあったことです。ですから、あなた一人だけがそうなっているわけではないことをまずは認識しましょう。

まさか私が・・っという気持ちになるのもわかります。

あなたの身の回りにはそういった悩みを持たれている方がいないかもしれませんが、うつ病やパニック障害になってしまい外に出てくる機会が減れば産後にうつ病やパニック障害になった方と接する機会はどうしても少なくなります。

重要なことは、周囲の援助を迷惑になるからとか、恥ずかしい、○○と思われたくないといった感情に負けずに、助けて欲しいことを伝え、手助けを受け入れることが大切です。

産後のうつ病やパニック障害はあなたの心身へ過剰な負担がかかった結果発生しています。

回復するにはあなたが現在抱えている負担を減らして十分な休養をとることが必要になります。

その為にパートナーをはじめとして、家族・親族や友人に人手として頼ること、場合によっては経済的に頼ることも必要なことがあります。

また、正しく回復の道のりを歩むには、私達のような専門家から適切なアドバイスやケアを受けることが大切です。

一人で悩むのではなく、おかしいなと思ったら誰かにそのことを必ず伝え、助けを求めてください。

出産後はホルモンの乱れ、環境の変化からうつ病やパニック障害を発症しやすい

出産は、心身ともに大きな影響を受けます。

妊娠・出産・産後は体内のホルモンバランスが大きく変化し、その結果として産後うつやパニック障害を引き起こすきっかけとなります。

人の身体は変化をストレスとして認識し、ストレスホルモンを分泌します。ストレスホルモンが長時間出続けることで脳内でセロトニンが不足し、うつ病やパニック障害を発症すると考えられています。

セロトニンには自律神経を整える作用もある為、人によっては自律神経失調症になる方や産後いつまでも自律神経が乱れた状態がズルズルと続いてしまう方もいます。

産後うつは、出産後にホルモンの変動や体調の変化に心身が付いていかずにコントロールを失ってしまった結果発生します。

また、初めての出産では自分が親になることに対して不安がない人などいません。

そういった不安を抱え、慢性的にストレスを受けた状態で妊娠期間を過ごし、命を懸けて出産をし、夜も十分じゅうぶんに眠れない育児がスタートします。

出産を境にわずか数日の間に生活環境がガラッと変化するストレスは強烈なものです。

回復の為には現在受けているストレスを減らし、過去に受けたダメージを回復するための十分な休息が必要になります。

あなたがダメなお母さんだからではない

産後うつやパニック障害を経験している人の中には、「私はダメな母親だ。」と思ってしまう方も多いです。

しかし、それは誤解です。あなたがダメな母親だから、弱い母親だからこうなるのではありません。

この状況は、あなたが選んだわけでも、あなたのせいでもありません。

子供に対して十分なお世話が出来なくて罪悪感がわいてきたり、自己非難の言葉が頭の中でぐるぐる回ってしまうのも症状の一つです。ですが、その自分を攻め立てる厳しい言葉を自分にかけるのは状況をより悪化させるだけです。

子育てがうまくいかないのは、あなたが悪いわけではなく、現在あなたが抱えている産後うつ病やパニック障害の症状によるところが大きいです。

良い子育てをするために、まずはしっかり休んで元気なあなたに戻ることが大切です。

先が見えなくて不安だけれども適切な休養で回復する疾患

産後うつ病やパニック障害は、適切な休息とケアによって回復することが可能な疾患です。

今のままの状態がずっと続いていくような錯覚を感じる気持ちもわかります。確かに、今のまま無理を続けていると長引いて慢性化してしまいますが、適切な休息とケアを行うという行動をとれば回復してきます。

子育てをしなくては・・・という責任感を一旦横に置き、子育てのことは一旦パートナーや親兄弟親族、友人に手伝ってもらうことで、あなた自分自身をケアすることに焦点を当てることが大切です。

休養する為に家族・親戚・友人などに頼りましょう

産後うつ病やパニック障害から回復するには、適切な休息が必要です。

そのためにはパートナーだけでなく親・兄弟・親族・友人といった周囲のサポートが必要不可欠です。

自分一人で全てをこなそうとしないでください。

パートナーが働いてくれているから、家のことぐらいは私がしなくては・・と背負い込まないでください。辛い状態であることを家族や友人、親戚に伝えしっかりと頼りましょう。

あなたが今どのような手助けを必要としているのか具体的に伝えてみてください。例えば、「赤ちゃんを1時間見ていてほしい」「掃除を手伝ってほしい」「一緒に散歩に行ってほしい」など、具体的なリクエストをすると、何を手助けすればよいのかわかるので助ける側も手助けしやすくなります。

迷惑になることがいけないことと感じるのは、セロトニンの低下した人にはよく見られる感情です。今は弱っている時ですから、しっかり助けてもらい、元気になったら恩返しをすればいいのです。

親兄弟には経済的な援助を求めることも大切

産休に入っていると旦那の一馬力になって収入減。しかし、出産にも大きなお金が出ていき子供手当も十分な手当てがあるとは言えない状況です。

そんな状態で産後うつ病やパニック障害になってしまうと、治療費用を捻出できなくて無理して今の生活を続けてしまうという気持ちもよくわかります。

産後うつ病やパニック障害も基本的には早期に専門家の元で治療を開始した方が改善しやすい疾患です。

どうしようもなくなるまで我慢に我慢を重ねてしまうと、それだけ治療期間も費用も必要になってきてしまいます。

治療費だけでなく、家事や子育ての手伝いを家事代行費、あなたが休息する時間を作り出すための託児費など、経済的な援助が必要な場合には、ギリギリまで耐えるというのはよくありません。

あなたのなるべく親兄弟に経済的な負担をかけたくないという気持ちはよくわかりますが、最終的に親兄弟に経済的な負担をかけざるを得なくなってしまった際に、最小で済ます方法はなるべく早い段階で援助を頼むことです。

それがあなたの回復をより円滑に進める一助となり、家族や親戚への経済的負担を最小に抑えることにつながります。

一人で抱え込まないでください

我慢強い方だと、うつ病やパニック障害の症状をおかしいなと感じながらそのまま無理を継続してしまいます。

身体が重だるくでやる気が出ないのに無理して育児や家事を頑張って平気な顔をして過ごす。

不安で出かけるのが怖いのにパートナーにもそのようなことを言えず、抗不安薬(デパスなど)を飲んで出かけられるから私は大丈夫だと思い込もうとする。

うつ病やパニック障害の初期は、薬で対応するのであればなるべく早く心療内科や精神科での診察を受けることが大切です。

悪くなる方の典型的なパターンが、内科で抗不安薬などを処方してもらってそれでやり過ごしているうちに抗不安薬の依存症に陥ってから、専門医を受診するのでは病気の治療に依存症の治療が加わってより複雑化してしまいます。

また、判断力が低下するので、あなたがこれだ正しいと思っている判断が正しく判断できていないことがあります。

第三者である友人に相談すると客観的な判断のアドバイスをしてくれますので、一人で抱え込まず誰かに必ず話してください。

利用できる行政サービスがないか調べてもらいましょう

今のあなたには冷静物事を理解したり、判断する能力が低下している可能性が高いので、親兄弟や友人にうつ病やパニック障害など病気によって子育てに困難が生じている人を支援するための公的なサービスがないか調べてもらいましょう。

親子の支援グループ、託児所など行政が提供しているサービスがあれば積極的に利用することであなたにかかっている負担を軽減できる場合があります。

負担が軽減され、あなたがゆっくり休養する時間が出来れば、うつ病やパニック障害からの回復がされやすくなります。

今後も子育てを続けるために今は治すことが優先です

産後にうつ病やパニック障害になってしまう方は、出産のダメージが大きく影響していることが多いため、今のうちに休養をとることでスムーズに改善してくることが期待できます。

子育ては子供が成人する18年もしくは大学卒業までの22年続きますから、まだまだ序盤です。

小さい時の子育て環境が子供の人生への影響力が大きくなることは医学的にはわかっていることですが、今しっかり休んであなたの体調不良が数ヶ月~1年で改善されるのであれば、今、発生した子育てのマイナスは取り返すことが出来ます。

しかし、今しっかり休養や改善に取り込まずにうつ病やパニック障害を慢性化させてしまうと、うつ病やパニック障害を持つ親のお世話をするヤングケアラーとして、あなたの子供は幼少期、学齢期、思春期を過ごすことになってしまいます。そうなってしまうと、子供への悪影響は甚大です。

あなたが自分自身を大切にすることが、あなたの子供を本当の意味で大切にすることにつながります。

まとめ

産後うつ病やパニック障害になることは、あなたが弱いからではなく、劣っているからでもありません。多くの女性が同じような状態になることがありますので、一人で悩む必要はありません。

周囲の人々に手助けや経済的な支援を求めましょう。

産後にうつ病やパニック障害を経験した人はたくさんいるので、あなた一人だけがそうなっているわけではありません。

自分の感じる気持ちに恥ずかしさを感じることもあるかもしれませんが、助けて欲しいことを伝えることは重要です。

産後うつ病やパニック障害は、心身への負担が原因となっています。

回復するには負担を減らし、十分な休養と適切な改善を行う必要があります。パートナーや家族、友人に手助けを頼ることや経済的な援助を受けることも必要です。

また、専門家のアドバイスやケアを受けることも重要です。

一人で悩まず、誰かに相談し、助けを求めましょう。産後はホルモンの乱れや環境の変化がうつ病やパニック障害の発症をしやすくします。ですから、適切な休息とケアを行うことが回復への道を歩むために重要です。

自分がダメな母親だからと自責の念に駆られる必要はありません。しっかり休んで元気になることが最優先です。

産後うつ病やパニック障害は適切な休息とケアが重要です。

一人で我慢せず、周囲のサポートを受けましょう。また、行政サービスを利用することも考えてみてください。

子育てを続けるためにも、今は自分の回復を優先しましょう。産後の状態は一時的なものであり、適切な休養とケアによって改善されることが期待できます。一人で抱え込まずに、誰かに相談しましょう。

最後に、あなたが自分自身を大切にすることが、子供を大切にすることにつながります。

子育ては長い期間続くものですので、まずは自分の回復を優先し、元気な状態で子供と向き合うことが大切です。

当院での改善をご検討の方はうつ病パニック障害をご覧ください。

遠方でカウンセリングへの来院が難しいけれど、相談したいという方はオンラインカウンセリングをご利用ください。

心身堂鍼灸院院長
この記事を書いた人
鍼灸師 佐野 佑介

静岡県浜松市中央区和地山で自律神経・メンタル専門のはりを刺さない心身堂鍼灸院を開業。
自身も26歳の時にパニック障害から自律神経症状に苦しんだ経験を持つ。
パニック障害、広場恐怖症、うつ病などの精神疾患領域と起立性調節障害、機能性ディスペプシア、眩暈などの自律神経疾患の専門の鍼灸師。
国家資格 はり師(148056号)・きゅう師(147820号)
医薬品登録販売者試験 合格

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