＜初診時のカウンセリング＞
２ヶ月半前から特に上半身に集中して、肩、腕、頭の色々な場所に痛みが出たり消えたり、しびれが出たり、消えたりを繰り返している状態。
常にどこかしらに痛みはあるが、痛みの場所は固定しておらず日によって変化する。
痛みやしびれの強さもどんどんひどくなっている為、友人の紹介で来院した。
今回、初めて鍼灸を受ける。
＜施術内容と経過＞
背骨の動きが全体に悪く、上半身がのぼせたような状態になっている。しびれは上肢に出ている為、胸郭出口症候群の症状と判断できるが、移動性の痛みについては自律神経系からくる痛みではないかと思われる。首肩こりを緩めつつ、副交感神経を刺激してリラックス状態に入りやすいように施術を行っていく事とする。
初回
全身調整と首肩回りにはり、内臓調整と背骨を揺らして背骨周辺の筋肉を緩める施術を行た。
２回目(３日後)
前回の施術後から、眠気とだるさが非常に強く出ているとのこと。交感神経優位に偏っていた自律神経系に対して副交感神経刺激がある程度効果を出していると判断。眠気にあらがわずになるべく多く寝るように指示。
３回目(一週間後)
痛みやしびれが軽くなってきており、初回の時ほど施術後にだるさと眠気が辛いということもなくなってきたとのこと。子供が多動傾向でそのストレスを抱えているようである。
４回目(一週間後)
軽いしびれは出るが移動性の痛みはほとんど感じることなく過ごせていた。前回、子供の接し方について話したところコミュニケーションがとりやすくなり、ストレスが軽減されたようである。
５回目(一週間後)
軽いしびれ感は残ってはいるが、辛いという感じではない。頭痛だけまだちょこちょこ起こっているとのこと。
６回目(二週間後)
しびれもほとんど感じることがなくなって体調も良くなってきた為、仕事を再開したとのこと。仕事疲れで疲労感はあるが、以前のような体調不良はなく過ごせている。
７回目(二週間後)
右手に軽いしびれを感じることはあったが、体調良く過ごせていた。
８回目(三週間後)
昨日車で追突され、首と背中に痛みが出ているのと、食事をすると嘔吐してしまう状態。施術後は背中と首の痛みは改善した。
９回目(一週間後)
首のカラーを外してから方の痛みは出なくなったのだが、気持ち悪さと気持ち悪くて時々嘔吐する状態が継続している。施術後、気持ち悪さは消失。
１０回目(一週間後)
前回の施術後から吐き気はおさまっており、嘔吐もなくなった。まだ本調子ではないが、だいぶ状態は良いとのこと。
１１回目(一週間後)
頭痛と首の重さが残ってはいるが、凄く辛いということもなく過ごせている。
１２回目(一週間後)
普段食べないものを食べた後に、久しぶりに気持ち悪くなって嘔吐した。それから胃腸の状態があまり良くない。
１３回目(二週間後)
今回は頭痛もほとんどなく、ぐっすり眠れて体調も良かったとのこと。
１３回目(一カ月後)
体調良く過ごせていたとのこと。
１４回目(一カ月後)
ほとんど体調は良かったのだが、先週頑張って働きすぎてから疲れがひどくて体調はいまいちとのこと。
１５回目(一カ月後)
体調良く過ごせていたため、今回で卒業とした。
＜まとめ＞
途中交通事故トラブルによって卒業が長引いてしまった症例。
体調が改善してくると活動量が増える為、それに伴ってトラブルとの遭遇する可能性も高くなるので凄く珍しいというわけではないのだが、卒業間近になってからの交通事故になってしまったので、全体的な施術回数が多くなってしまった。
※こちらの記事は症例であり、全ての方に効果を保証するものではありません。効果には個人差があります。
自律神経の症状改善について詳しく解説していますので、ご興味がある方は是非ご覧ください。
