＜初診時のカウンセリング＞
二週間ぐらい前にこめかみのあたりに一度、脈打つ感じ（拍動性）激しい頭痛が出たのだが、翌日には改善していたため気にしていなかったのだが、昨日再び頭痛が出て今日も痛みが残っている為来院した。
もともと首こりがひどく、頭痛が出る前に首こりを強く感じたとのこと。
今回、初めて鍼灸を受ける。
＜施術内容と経過＞
首こりからこめかみに向かう血管が圧迫を受けて、血管が拡張することで片頭痛が発生したのだと思われる。頭痛の発生頻度がそれほど多くないので、軽症だと思われる為、首こり改善を行った後、経過観察をすることとする。
初回
首こりがひどいため、全身の筋肉を緩めた後に残った首こりの部分をピンポイントで施術。施術後は残っていた頭痛はすっきりしたとのこと。
２回目(一週間後)
前回の施術後からは、首のこりも改善されて頭痛も出ていない状態が維持できている。触診上も首こりが戻ってきている感じがないため、2週間前に何らかのストレスがかかって一時的に首こりが増強したのではないかと思われる。一ヶ月施術間隔をあけてみて、首こりが戻ってきていなければそこで卒業とする。
３回目(一ヶ月後)
この一カ月間頭痛も首こりも感じることなく過ごせていたとのこと。触診上も首こりが再び発生している感じではない為卒業とした。
＜まとめ＞
原因は不明だが、最初に首こりが突然増強したことが原因で片頭痛が発生していた症例。もともとそれほど頻発しているわけでもなく、初回の施術後の触診上の経過が良かった為、経過観察を行った、実質的には2回の施術のみで改善された症例である。
このぐらい初期で原因が単純な状態であれば、改善も簡単に行えるのだが、片頭痛はひとによってはかなり複雑で時間もかかる疾患の為、まれな症例といえる。
※こちらの記事は症例であり、全ての方に効果を保証するものではありません。効果には個人差があります。
頭痛の改善について詳しく解説していますので、ご興味がある方は是非ご覧ください。
