自律神経失調症と朝起きることが出来ない、心因性発熱で来院された高校3男子(浜松市)の鍼灸症例

<初診時のカウンセリング>
二カ月前に胃腸炎になり食欲がなくなりお腹が張ってげっぷが出るなどの症状が出たがそれが治ってから、朝起きずらい、めまいなどの起立性調節障害のような症状と首から上が火照り、微熱が毎日出るという自律神経症状が出るようになり学校に行けなくなっている。

1カ月半前に体調が良い日を狙ってワクチンを接種したが、そこで迷走神経反射で倒れそうになり、2回目のワクチン接種も体調がマシな日を狙って行った。二回目は副反応で発熱したが数日で熱は下がったが、その後から午後になると37.5度まで微熱が出る状態が毎日続くようになった。病院では心因性発熱と診断された。

小学校3~5年生の時に自律神経失調症の診断と発達障害の診断もされているとのこと。

今回、初めて鍼灸を受ける。

<施術内容と経過>
発達障害もある為コミュニケーションが少し難しい面があるが、発達障害の特性としてストレスを抱え込みやすさが基盤としてあり、そこに身体的ストレス(胃腸炎、ワクチン接種)が加わったことで心因性発熱が発生したものと思われる。ストレスの原因はわからないが身体ストレスの改善を行うことでストレスの総量を減らすことを狙った施術を行う。

初回
全身調整を行ってから首周辺の筋肉を緩める施術を行った。

2回目(一週間後)
前回の施術後、体調の良さは感じるようになったが、だるさと微熱がそのまま継続しているとのこと。全身調整と首周辺の筋肉を緩める施術を行った。

3回目(一週間後)
朝から学校へ行けるようになり、めまい、ほてり、微熱も出なくなったとのこと。本人が今回で終わりたいとのこと。

<まとめ>
身体的ストレスが引き金となって心因性発熱、起立性調節障害様の自律神経症状が出ていた症例。

小学生の時から自律神経失調症の診断をされている為、2~3回の施術では本質的なところまで改善が出来ているとは考えにくく、3回目の施術でも神経の異常興奮の所見も見られたため再発リスクがかなり高い状態なのだが、本人が終わりたいとのことで終了した。

重度ではないものの発達障害の影響からコミュニケーションが難しい面があり、二次障害による自律神経失調症へのアプローチの難しさを改めて感じた症例。

※こちらの記事は症例であり、全ての方に効果を保証するものではありません。効果には個人差があります。

自律神経の症状改善について詳しく解説していますので、ご興味がある方は是非ご覧ください。