サッカー少年の足の痛み10代男性(浜松市)の鍼灸症例

<初診時のカウンセリング>

小学校5年生で小学校3年生の時からサッカーをしているのだが、1年ぐらい前から時々右の足首より少し下のあたりに違和感を感じていたのだが、先月から痛みを感じるようになり、歩くだけでもズキンっと鋭い痛みを感じる為、歩くことは何とかできるが走ったりジャンプができない。

整形外科では特に骨の異常は見つかっておらず、シップで様子を見ているが一ヶ月以上たっても状態が良くならない為当院へ来院した。

鍼灸院は初めて受診する。

サッカー少年足の痛み

<施術内容と経過>

普通に立ってもらうと骨盤にねじれがあり、斜めに傾いて立っている状態の為、まずは骨盤の調整を行った。これだけで痛みは3割ほどまで減って軽くなった。

直接患部を触診し、左右差を比べてみると痛みを訴える右足だけ、足根骨(足首周辺の骨)が情報に飛び出てきてしまっていて、そのせいで足の筋肉が変な引っ張られ方をしてしまっていたため、足の骨の調整を行った。

その状態で立ってもらうと、歩いても、走っても、ジャンプしても痛みが出ない状態になった。

1ヶ月以上骨がズレた状態だったと考えられるため、正しい位置に骨が戻った状態で、筋肉のバランスが取れるまで、6回施術を行い卒業とした。

<まとめ>

1年前ぐらいから微細に足根骨のズレは生じていたと推測できるが、先月何らかの衝撃を受けたか、何かトラブルがあって、大きくそのズレが大きくなってしまい痛みが出てきたと考えられる症例。

骨がズレて痛みが出ている症例はなるべく早い段階で処置した方が回復が早い。今回は1ヶ月以上骨がズレた状態で生活していたため、筋肉がその形状に適応してしまい骨が正しい位置で安定するまでに時間がかかった。

痛みを感じるようになってスグであれば、3回ぐらいの施術で良くなったのではないかと考えられる。

 

※こちらの記事は症例であり、全ての方に効果を保証するものではありません。効果には個人差があります。

この記事を書いた人

静岡県浜松市中央区和地山で自律神経専門のはりを刺さない心身堂鍼灸院を開業。
自身も26歳の時にパニック障害から自律神経症状に苦しんだ経験を持つ。
2012年に独立開業。
国家資格 はり師(148056号)・きゅう師(147820号)
医薬品登録販売者試験 合格

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