＜初診時のカウンセリング＞
元々頭痛持ちで、数ヶ月に一度ぐらいの頻度ではあるが、動けないほどの強い頭痛と吐き気が20代前半から出ていたのだが、このところ寝込むほどの頭痛が月に2回まで増えてしまい来院した。
軽い頭痛は週３回程度はあり、慢性化している為それほど辛さを認識していない。
十二指腸の問題で頭痛薬の服薬を行えない。
今回、初めて鍼灸を受ける。
＜施術内容と経過＞
週３回ぐらいの軽い頭痛はおそらく慢性的な肩こりによる緊張型頭痛であり、それがひどくなって血管を圧迫した際に片頭痛として寝込むレベルの強い頭痛に悩まされていると考えられる。吐き気も首肩こりがひどくなると感じる人が多いので、肩回りのこりの改善を主に行っていく事とする。頭痛の発生頻度が月２回と少なめなため、効果の判定が行いやすいよう2週間に1度のペースで施術を進めていく。
初回
全身調整を行ったところ、肩こりは改善して頭もすっきりした。運動不足が慢性的にある為、運動指導を行った。
２回目(二週間後)
前回の施術後から、寝込むような頭痛は１回あったとのこと。全身調整を行う。
３回目(二週間後)
週３回の軽い頭痛は治まってきており、１回寝込むレベルの頭痛が出たが、今回は吐き気は出なかったとのこと。
４回目(二週間後)
１回頭痛が出たが、吐き気もなく、寝込むほど辛い頭痛はなく軽かったとのこと。慢性的な頭痛は出なくなっている。
５回目(三週間後)
軽い頭痛が３回出た程度で、強い頭痛は一度も出なかった。吐き気もこのところ全然感じることがなくなっている。。
６回目(一カ月後)
ごく軽い頭痛が出ることはあったが、数十分以内にすぐに消えてしまう状態で元気に過ごせていたため、今回で卒業とした。
＜まとめ＞
吐き気を伴う緊張型頭痛と片頭痛の併発型頭痛だと思われる症例。
慢性的な首肩こりが週３日程度の軽めの頭痛を、それとは別に周期的に片頭痛が出ていたのだと思われるが、障害を持った子供の子育てをしていることもあり、頑張りすぎてしまったタイミングで頭痛が出やすい傾向があった。
※こちらの記事は症例であり、全ての方に効果を保証するものではありません。効果には個人差があります。
頭痛の改善について詳しく解説していますので、ご興味がある方は是非ご覧ください。
