＜初診時のカウンセリング＞
中学2年生ぐらいの時から肩こりを自覚するようになり、高校大学、社会人と進むにしたがって徐々に肩こりがひどくなり、マッサージに通ってももんでもらっている間だけ気持ちが良くて家に帰るころには元通りになってしまう。ひどいときは頭痛も出る為、少しでも楽になるならと来院。
肩甲骨の内側のあたりが常に張っているような感じで、首から肩にかけて痛みを感じることが多い。
鍼灸は初めての受診。
＜施術内容と経過＞
20年以上も肩こりに悩んでおり、肩を揉んでもほとんど効果がないことから原因は肩以外にあると判断。内臓のチェックをしていると気管支と肺に異常反応があり、心当たりを聞いてみると小学生ぐらいまで喘息があったが自然に出なくなった。呼吸器系の異常が肩こりを引き起こしていると判断して施術を開始。
初回
骨盤や背骨もゆがんでいるが、まずは気管支及び肺の異常反応を解除。そのまま5分ほど寝かせておくと骨盤や背骨のゆがみは改善されており、肩こりも柔らかくなった。仕上げに全身をゆるめて施術終了。
２回目
一週間後に来院。施術後から肩こりがなんとなく楽な気がしているとのことだが、はっきりとした自覚はないが、触ってみると表面部分は明らかに柔らかくなっており、深いところにこりがのこっている。今回も前回同様、気管支と肺の異常反応解除を主体に施術を行った。
３回目
前回の施術後、一旦肩こりをすごく強く感じて２日間ほどつらかったが、3日目から逆に凄く肩が軽くなったとのこと。体の深いところの筋肉が緩んだことで、こりを強く自覚したようである。
４回目
基本的にはずっと楽に過ごせているのだが、たまに肩こりを自覚すると以前だったら我慢できたレベルの肩こりでも気になるようになってきたとのこと。良い状態が当たり前になってきたことで、少しの不調を感じ取れるようになって来ているようである。
５回目
１週間のうち2日程度は肩こりを感じることがあったが、それ以外は調子よく過ごせていた。２週間に１度に施術間隔を伸ばす。
6回目
2週間で肩こりが辛いと感じたのは2日程度で、その他は調子よく過ごせている。気管支と肺の異常反応解除を主体に施術。
７回目
２週間の間に軽い肩こりを感じることはあったが、辛いというレベルの肩こりは感じることなく過ごせていた。月に1回まで施術間隔を伸ばす。
8回目
1ヶ月間の間で何度か軽い肩こりは感じたものの、仕事が忙しかったり、ストレスを受けるなど原因がある場合のみで、後は快適に過ごせていたとのこと、気管支と肺の異常反応も出ていなかった為、今回で卒業とした。本人の希望により、メンテナンスへ移行。
＜まとめ＞
１０代から肩こりになる方の多くが、内臓に異常反応があることが多く、２０歳をこえてからの肩こりとは原因が異なるケースが多いのを改めて感じた症例。
※こちらの記事は症例であり、全ての方に効果を保証するものではありません。効果には個人差があります。
頭痛の改善について詳しく解説していますので、ご興味がある方は是非ご覧ください。
