歩いたときに左股関節の痛みで来院した50代女性(浜松市)の鍼灸症例

<初診時のカウンセリング>

元々腰痛持ちではあったのだが、3ヶ月ぐらい前から突然左股関節に痛みを感じるようになり、仕事が立ち仕事な為、仕事中に疼いて痛いため来院。

先月に近所の接骨院に行ったのだが毎日通うがほとんど変わらない為当院へ来院した。

鍼灸院は初めて受診する。

左股関節の痛み 50代 女性 浜松市

<施術内容と経過>

痛みの箇所がちょうど股関節の真上であり、元々、腰痛持ちでもあることから腸腰筋という腰と太ももの骨(大腿骨)をつなぐ筋肉が異常緊張しているのではないかと推測して触診したところ、股関節の痛みのある場所と腰を押さえると痛みがある。

腰の方から筋肉を緩めるように鍼をしたところ、股関節を動かした時の痛みが半分程度まで改善。その状態で再度股関節を触診すると、太ももの骨(大腿骨)が前方にずれてきていることが確認できたため、骨の位置を調整したところ痛みが消失。

施術後は痛みが取れて徐々に軽い痛みが戻ってくるという状態ではあったが、施術を繰り返すうちに痛みが出てこなくなり、5回目で股関節に関しては痛みもなくなり症状も安定した。

<まとめ>

今回のような股関節の痛みだけでなく、膝痛や足首の痛み、足裏の痛みなど、徐々に出てきた足の症状は過去に腰痛を持っていたことが多く、腰が完全に治りきっていないことから痛みの出している場所に負担がかかって痛みが出てきているケースが多い。

腰だけの改善でよくなってしまう方も多いが、今回は痛みを出している患部自体がダメージを受けて骨の位置がズレてしまっていたため、腰の改善に加えて痛みの出ている股関節の調整も必要となった症例である。

※こちらの記事は症例であり、全ての方に効果を保証するものではありません。効果には個人差があります。

この記事を書いた人

静岡県浜松市中央区和地山で自律神経専門のはりを刺さない心身堂鍼灸院を開業。
自身も26歳の時にパニック障害から自律神経症状に苦しんだ経験を持つ。
2012年に独立開業。
国家資格 はり師(148056号)・きゅう師(147820号)
医薬品登録販売者試験 合格

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股関節の痛み症例
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