社会人になってから始まった首の付け根の片頭痛で来院された50代の男性(浜松市)の鍼灸症例

<初診時のカウンセリング>

社会人になり始めたころから、コメカミのあたりに拍動性(脈打つような)頭痛が出るようになり、頭の付け根のあたりにも鈍痛も出るようになった。

その頃はそれほど頻繁に頭痛が出ているわけではなかったのだが、徐々に頭痛が出る回数が増えるようになり、最近ではほぼ毎日頭痛が出ていて、耐えきれないときだけ痛み止めを使うようにしているが、週4~5回ぐらいは薬を飲んでいる状態。

奥様が元々当院へ通院されており、状態が良くなってきている為、紹介で来院。

鍼灸院は初めて受診する。

左股関節の痛み 50代 女性 浜松市

<施術内容と経過>

体がやせ形で筋肉もかなり筋張っている。話を聞いているとかなり細かなことにまで気を使ってしまうタイプではないかと感じた。

全身の緊張状態をまずは緩めることが大切だと考え、リラックスしやすい施術を行った。3回目の施術の際に、かなり筋肉が柔らかくなっていて休みの日は頭痛が出なくなってきているものの、仕事中の頭痛だけがあまり変化しない為仕事についてさらに詳しくヒヤリングを行った。

そうしたところ、安全のためにしているヘルメットが圧迫感を与えているとのことで、ヘルメットの中にタオルなどを入れて圧迫を緩和するよう指導した。

それから仕事の日でも頭痛が出ることが減っていった。

あと少しで卒業というところで、部署が変わり覚えることが増えたことでストレスが増えて頭痛の回数が一旦増加したものの、新しい環境での楽な作業法を一緒に考えながら施術を行っていったところ、12回の施術で頭痛が出ない状態で安定しため卒業とした。

<まとめ>

ヘルメットの圧迫から頭痛が引き起こされているということがわからなければ、改善が難しかった症例であり、経過をお聞きしながら日常生活の中に症状を誘発させるようなものがないかを探っていくことが重要と感じた症例でした。

※こちらの記事は症例であり、全ての方に効果を保証するものではありません。効果には個人差があります。

頭痛の改善について詳しく解説していますので、ご興味がある方は是非ご覧ください。

この記事を書いた人

静岡県浜松市中央区和地山で自律神経専門のはりを刺さない心身堂鍼灸院を開業。
自身も26歳の時にパニック障害から自律神経症状に苦しんだ経験を持つ。
2012年に独立開業。
国家資格 はり師(148056号)・きゅう師(147820号)
医薬品登録販売者試験 合格

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