1~2週間毎に1週間ぐらい朝が起きられなくなる起立性調節障害の中3男子(浜松市)の鍼灸症例

<初診時のカウンセリング>
中学に上がったぐらいから、時々朝起きられないということがあったのだが、次第に一週間ぐらい朝起きられない、1~2週間は朝起きられるようになり学校へ行ける、再び1週間ぐらい朝起きられなくないを繰り返すようになったとのこと。

来年高校に上がるにあたり、出席日数が足りなく心配がある為、来院した。

今回、初めて鍼灸を受ける。

<施術内容と経過>
典型的な起立性調節障害の症状とは異なるのだが、起立性調節障害の回復期にみられる週の途中までは良いが、週末にかけて症状が出るなど、疲労に連動して朝起きられなくなる周期性が似ている。首肩こりもある為、起立性調節障害に準じる施術方針を行っていく事とする。

初回
首こりを緩める目的で、全身調整と内臓調整を行う。

2回目(一週間後)
今週は普通に起きられる週の為、問題なく過ごせていた。全身調整と内臓調整。

3回目(一週間後)
施術開始から2週間経過したが、通常の2週間周期であれば今週から朝起きられない週になる予定ではある。2週間間をあけてみて、また起きられなくなるようなら早めて来院するように指示。全身調整と内臓調整。

4回目(二週間後)
2日ほど二度寝してしまったが、1週間朝起きられないという状態では無く過ごせていた。全身調整と内臓調整。

5回目(三週間後)
連休中に生活リズムが崩れて、2日ほど朝起きられないことがあったが、意識的に生活リズムを戻したことで再び朝起きられるようになって過ごしている。全身調整と内臓調整。

6回目(三週間後)
少しだけ起きずらいと感じる日はあったが、二度寝もすることなく学校へは普通に通えていた。全身調整と内臓調整。

7回目(一ヶ月後)
朝起きられないということはなくなり、過ごせていた。今回で卒業とした。

<まとめ>
軽度の起立性調節障害なのではないかと思われる症例。一般的には軽度の起立性調節障害は一ヶ月ほどで自然緩解するが、十分緩解せずにかといって中程度以上にまで状態が悪くならなかった為、非典型的な経過をたどったのだと思われる。

 

※こちらの記事は症例であり、全ての方に効果を保証するものではありません。効果には個人差があります。

起立性調節障害の改善について詳しく解説していますので、ご興味がある方は是非ご覧ください。

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