耳がふさがれた感じ(耳管開放症)が改善された50代女性(浜松市)の鍼灸症例

心身堂院長 佐野佑介
この記事を書いた人

静岡県浜松市中央区和地山で自律神経専門のはりを刺さない心身堂鍼灸院を開業。
自身も26歳の時にパニック障害から自律神経症状に苦しんだ経験を持つ。
2012年に独立開業。
国家資格 はり師(148056号)・きゅう師(147820号)
医薬品登録販売者試験 合格

院長 佐野佑介をフォローする

<初診時のカウンセリング>

10年ぐらい前から右耳がふさがったような、お椀がみみにかぶさっているような感じがあり、耳鼻科では耳管開放症と診断され上手く付き合っていくしかないといわれたとのこと。

耳の方は仕方がないと思っているとのことだが、今回、肩こりがひどいため来院した。

鍼灸院は初めて受診する。

耳がふさがれた感じ 50代 女性 浜松市

<施術内容と経過>

耳がふさがれているような感覚がする人で耳管開放症と診断されている方の中には、肩こりが原因で耳に違和感を感じている方もいる為、合わせて施術をさせて頂く事で了承を頂き施術を開始。

肩こりの直接の原因は、肩甲骨の下側の筋肉の緊張と食いしばりが原因で出ていたため、肩甲骨を中心に筋肉をゆるめ、食いしばってしまうような過度な緊張を緩める処置を行った。

肩こりは初回の施術後から楽委過ごせるようになっていたのだが、週1回ずつ4回の施術が終わったころから、耳がふさがれた感じがしなくなってきたと報告を受ける。

体調に波があり、体調が悪い時には耳がふさがれている感じが出るという状態が何度か出ていたため、施術間隔を開けながら施術を行っていき、合計11回の施術で状態が安定したため、卒業とした。

<まとめ>

耳管開放症という診断が下りてはいたが、原因と思われているものが必ずしも症状を引き起こしているわけではないという症例であった。

○○だから上手に付き合っていくしかないと言われた症状の中には改善可能なものも相当含まれているので、積極的にアプローチしていく姿勢が大切だと感じた症例。

※こちらの記事は症例であり、全ての方に効果を保証するものではありません。効果には個人差があります。