原因不明の鎖骨の痛みで来院された40代男性(浜松市)の鍼灸症例

<初診時のカウンセリング>

1ヶ月前以上前から、左の鎖骨から胸骨にかけて痛みが出るようになり、病院を受診するが原因不明で、知り合いの紹介で整体院にいったが、ぐいぐい痛みのある場所をもまれた。

翌日から腫れあがってきてしまい整体はやめたのだが痛みも引かない為、当院へ来院。

鍼灸院への受診歴あり。

鎖骨の痛み 40代 男性 浜松市

<施術内容と経過>

珍しい症例ではあったが、患部を診させて頂くと赤く腫れあがって、炎症を起こしていた。病院の検査では特別な異常がみられないこと、カウンセリングで腫れてきたぐらいの時期から仕事が忙しく睡眠時間も削られていることもわかった為、身体疲労から体の弱い部分に炎症が発生したと考えて施術を開始。

全身の疲労回復を目的に肝臓、腎臓を中心に内臓調整を行った上で、患部にたまっている熱を鍼で鎮める処置を行った。初回の施術直後に痛みは50%ぐらいまで減少した。

2回目の施術の際には、痛みは30%ぐらいまで低下。腫れも引いては来ているが、まだ炎症が強い為炎症を鎮めるために、内臓調整と患部の熱を鎮める鍼を行う。

痛みは3回目には感じなくなったものの、患部の腫れが残っていたため、合計5回施術で状態が安定したため、卒業とした。

<まとめ>

過労や睡眠不足は炎症症状を引き起こすことがあり、その場合は体の弱いところに症状が発生する為、なぜそこに炎症が発生したのか明確な理由がないことがあり、患部への処置だけではかえって炎症を悪化させることがある。

生活習慣を丁寧に聞くことで適切な施術計画を立てることが出来た症例。

 

※こちらの記事は症例であり、全ての方に効果を保証するものではありません。効果には個人差があります。

この記事を書いた人

静岡県浜松市中央区和地山で自律神経専門のはりを刺さない心身堂鍼灸院を開業。
自身も26歳の時にパニック障害から自律神経症状に苦しんだ経験を持つ。
2012年に独立開業。
国家資格 はり師(148056号)・きゅう師(147820号)
医薬品登録販売者試験 合格

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