施術間隔をあけるご提案をさせて頂いた方へ

心身堂の佐野です。

これから施術間隔をあけていくにあたり、知っておいて頂きたいことをまとめましたので、お手数ですがご一読をお願い致します。

施術間隔をあけての施術の目的

週1回のペースでの施術は辛い症状の改善を主な目的としていますが、施術間隔をあけての施術の目的は主に以下の5点です。

  1. 施術に頼らない状態でも、自分の回復力だけで長期的に維持できる身体を作っていくこと。
  2. 週1回の施術ペースでは気が付くことができなかった小さなダメージを取り除き、耐性を予防すること。
  3. 改善した生活習慣の習慣化
  4. 生活の中に問題がないかを確認する
  5. 負荷をかけて負荷に対する抵抗力を高める

1.自然回復する身体を作る

当院への通院が必要になったのは、自然回復できない身体の状態になってしまったことが原因です。

一時的に体調不良を起こしたとしても、自然回復するのが本来の身体です。

週1回の施術を行っている間は、施術の効果で回復を手伝ってしまう為、本来の回復力を適切に評価できません。

施術間隔をあけていったときに、自分の力だけで回復できるようになっているのか?なっていなければ、何が邪魔となって自然回復しないのかを突き止めて取り除く必要があります。

症状がぶり返してこないことはもちろんですが、あなたが自覚できない身体のダメージが増加していかないかを観察することで、長期的に見た時に再発していかないかをチェックしていきます。

2.小さなダメージを取り除き、耐性を予防する

体調不良を引き起こしていた原因は、細胞や組織にこり、緊張、炎症、神経の過剰興奮などのダメージです。

症状が改善されてくるのは、こりや緊張、炎症、神経の過剰興奮などのダメージが小さくなって改善されてきた結果です。

こりや緊張、炎症、神経の過剰興奮が落ち着いてくると症状を感じなくなりますが、すべてのダメージが取り除けて症状が減っているわけではなく、症状を自覚できるほどの大きさのダメージから自覚できない小さなダメージになっただけで、ダメージそのものは残っています。

症状がなく健康だと感じている人でも、血液検査で異常を指摘される場合があるのと同じで、自覚症状がないこととダメージがないことは別です。

再発は多くの場合、身体に残った小さなダメージが核となって広がっていくことで再び大きなダメージとなり再発します。

再発しても同じ施術で改善すればよいのですが、残った小さなダメージは施術の刺激に対して耐性(抵抗性)を持ってしまうことがある為、再発したらまた治療しても同じような効果が得られないことがあります。

当院の施術では施術間隔をあけることで、あえてダメージを成長させて場所を特定して取り除いて再発の可能性を可能な限り下げるようにしています。

3.生活習慣の習慣化

習慣化には3ヵ月程度習慣を継続する必要があることが知られています。

通院開始当初は治すために生活習慣の改善に積極的に取り組みますが、辛さがなくなっても3ヶ月未満の方は元の生活習慣に戻していってしまいやすいです。

生活習慣が崩れてしまっていないか、習慣化される三ヶ月間は私への報告で管理されるため習慣化されやすくなります。

それが結果的に再発を予防してくれる効果を長期的にもたらしてくれます。

4.生活の中に問題がないかを確認していきます

日々の微細なダメージは週1回の施術期間中には施術効果に隠れてしまい見つけることは難しくなります。

施術を行わない期間をあけてから、身体を診させて頂くことで身体に起こった変化がプラスなのかマイナスなのかを見ていくことで、生活の中に問題が潜んでいないか、潜んでいる可能性があるのであればどんな問題が潜んでいるのかを一緒に探していきます。

5.負荷をかけて負荷に対する抵抗力を高める

体調不良が改善されてくると、活動的になってくる方が多いですが、それによって負荷をかけ十分に休息することで不可に対する抵抗性が高まっていきます。

しかし、負荷が強すぎるとまた元の状態へ戻っていってしまいますし、逆に弱すぎると抵抗力が付きません。

身体の反応を見ながら負荷の強度を調整していくことで、多少の負荷では再発しにくい身体づくりを行っていき、卒業後も再発しにくい状態を目指します。

途中辛いようでしたら予約を早めてご来院ください。

今回施術間隔を2週間に1回へ施術間隔をあけるご提案をさせて頂きました。

これまで診させていただいた患者さんのデータの統計データをもとに、すぐに症状が悪くなる可能性が低いと判断したため今回施術間隔をあける提案をさせて頂いております。

しかし、人によってはたまたまストレスのかかる出来事、バイオリズム的に体調が悪くなり始めるタイミングに当たってしまっている、天候や季節の変わり目による体への負担が重なる場合がある為、辛い場合は我慢せずにご予約を早めてご来院ください。