2カ月前に発生した動悸、息苦しさ、過呼吸発作のパニック障害で来院された20代男性(浜松市)の鍼灸症例

<初診時のカウンセリング>
二カ月前に突然の動悸と息苦しさからの過換気発作を起こし、病院を受診したところパニック障害と診断された。

その病院では特別薬物治療をやっていきましょうという感じではなく、様子見の状態ではあるがパニック発作が時々出てしまうことと、いつ出るのか?という予期不安がはじまり始めてどうしていいのかわからなくなり当院へ来院した。

予期不安が強めで仕事は休職している。

今回、はじめて鍼灸をうける。

<施術内容と経過>
典型的なパニック障害であり、常に不安があるというよりは出かけるときなどにパニック発作が出ないかという予期不安の方が強い状態である。パニック発作自体はこの二カ月の間に8回程度なので週に1回出るか出ないかといった感じで頻発している状態ではない。脳血流を改善していく事と予期不安に対しては正しい認知をさせることで改善していくように促す。

初回
全身調整、内臓調整、首こり改善を行った。初診でソワソワしていたが施術後はソワソワが落ち着いた。

2回目(一週間後)
前回の施術後から3日ぐらいは出かける際にもそれほどソワソワしなかったのだが、昨日書類を受け取りに会社に行ったところ駐車場でパニックし発作が出た。今日もその影響からかソワソワ感がずっと出ている状態。全身調整、内臓調整、首こり改善、心理療法を行った。

3回目(一週間後)
前回の施術後からは多少のソワソワは感じるが外出もできる状態が維持できている。全身調整、内臓調整、首こり改善、心理療法を行った。

4回目(二週間後)
しばらく調子よく過ごせていたのだが、次第にソワソワ感が強くなってきているとのこと。パニック発作は起きていない。全身調整、内臓調整、首こり改善、心理療法を行った。

5回目(二週間後)
動悸はそれほど感じることなく過ごせていたのだが、外出しようとした際に緊張して下痢をすることが何度かあったとのこと。全身調整、内臓調整、首こり改善、心理療法を行った。

6回目(三週間後)
不安感や動悸、胸の違和感は一切出ることなくこの三週間過ごせていたが、緊張して下痢をするということが継続している。体調が改善してきた為、来月から仕事へ復帰予定。

7回目(一カ月後)
仕事に復帰してから一週間ぐらいたつが、5分程度で収まる軽い不安感が出たりはしているが、毎日職場には行けているとのこと。

8回目(一カ月後)
仕事中にみぞおちのあたりが締まるような感じが出てくることがあるが、出勤前や外出前の予期不安は出なくなってきているとのこと。

9回目(一カ月半後)
体調良く過ごせている。軽い不安感が頭をよぎることはあるがすぐに頭から振り払うこともできている。今回で卒業とした。

<まとめ>
典型的なパニック障害の症例。

パニック発作自体が頻発している状態ではなかったため、施術と心理療法を組み合わせながら改善に導くことが出来た。

パニック障害の原因は脳内のセロトニンの不足だと考えられているが、下痢症状が出てくると、腸内環境が乱れてしまいセロトニンの原料を製造してくれる腸内細菌が死滅してしまい通常よりも難治性になりやすいが、下痢症状がありながらも比較的早く改善できた症例。

※こちらの記事は症例であり、全ての方に効果を保証するものではありません。効果には個人差があります。

パニック障害の改善について詳しく解説していますので、ご興味がある方は是非ご覧ください。

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