3年以上続く右肩関節の痛みで来院された40代男性(浜松市)の鍼灸症例

<初診時のカウンセリング>

特別思い当たるような原因はないのだが、3年前から右肩関節の前の部分に痛みが出るようになり、肘を伸ばした状態で腕を前に出すと痛みがあり、後ろに手を回す動作でも痛みが出る。病院へ行ったが骨に異常はなく、リハビリ室でマッサージや電気治療を受けたこともあるが、ほとんど変わらない為通院をやめてしまっている。

仕事場の同僚が当院へ来院されており、調子が良いとのことで紹介されて来院した。

鍼灸は初めての受診。
3年以上続く右肩関節の痛みで来院された40代男性(浜松市)の症例

<施術内容と経過>

年齢的に四十肩(肩関節周囲炎)かと本人は心配されていましたが、可動域制限(動きの制限)は出ておらず、触ったところ炎症も起こしていない為、肩関節周囲炎の可能性は低いと判断。

肩に触れてみるとごく僅かではあるが、肩関節を作る骨である上腕骨と肩甲骨の位置関係にズレを感じた。

経験的には40歳前後から、軽くドアでぶつける、重たい荷物を持ったなどの外力が加わってからしばらくたってから、このような症状が出てくる方がおり、その場合は骨が正しい位置に戻らない限り何年でも続いてしまう。

初回
自分の腕の重さを使って僅かな肩関節の骨のズレを修正する運動を行ったところ、その場で痛みが消失した。肩周囲の余分な筋肉の緊張をゆるめて施術は終了。重たいものの持ち方と出来るだけ肩に負担をかけないよう指導を行った。

2回目
一週間後に来院。施術後から3日ぐらいはほとんど痛みがなく、治ったな~っと思っていたが、次第に痛みが出てきたとのこと。この骨のズレによる肩の痛みは筋肉のバランスが正常なバランスに戻ることで最終的には安定する為、安定するまでに時間がかかると説明。

3回目
1週間の間ずっと調子よく、昨日からまた軽く痛みが出始めてきた。次回ぐらいまで痛みが出なければ、施術間隔を広げていくと説明した。

4回目
今回は1週間まったく痛みなく過ごせていたとのこと。しかし、骨のズレ自体は完全に戻りきっているわけではなく、放置すると元に戻ってしまう為、施術間隔を広げながら、安定化の処置をしていく。

5回目
2週間あいたが、重いものを持つ作業をした後に痛みが出たが、2~3日で痛みがまた出なくなったとのこと。肩関節の骨の位置関係にまだズレが出ている為継続。

6回目
今回は重たいものを持つ作業がなかったため、痛みを感じることはなかった。しかし、肩関節の骨の位置関係にずれが出ている為、次回予約を取ってもらう。

7回目(2か月後)
自己判断で施術を1ヶ月先延ばししてしまい施術計画よりも施術間隔があいてしまっての来院。しばらく、肩の痛みがなく過ごせていたが、今週に入ったぐらいから徐々にまた痛み出したため来院した。

骨の位置のズレが5回目の施術ぐらいまで戻ってしまっており、肩の筋肉のバランスがまだ完全に安定していなかったようである。

~10回目。
痛みや肩関節の骨の位置のズレも出なくなったため、卒業とした。

<まとめ>

わずかな骨のズレが原因で出ている肩の痛みは、痛みが出なくなった後もしばらく施術を継続する必要があり、今回の施術は7回で終われたところが、十分に理解して頂く説明が出来ていなかったことで、施術回数がかさんでしまった症例である。


色々な説明の仕方を試行錯誤はしているが、痛みが無くなってしまうと油断してしまうのは正確もあり、正直難しいところである。

※こちらの記事は症例であり、全ての方に効果を保証するものではありません。効果には個人差があります。

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