広場恐怖症

広場恐怖症

当院でパニック障害の克服に取り組まれた方の声

※個人の感想であり、成果や成功を保証するものではありません。

※個人の感想であり、成果や成功を保証するものではありません。

※個人の感想であり、成果や成功を保証するものではありません。

広場恐怖症は適切な努力で改善していける疾患です。

院長プロフィール

こんにちは、浜松市中央区和地山のはりを刺さない心身堂鍼灸院の佐野です。

バス・電車・飛行機、エレベーター、ロープウェイ、美容室や歯医者、人混み、ショッピングセンター、渋滞、トンネル、橋など、自分の自由がきかない状況になると、動悸、不安、ソワソワ(焦燥感)、めまいなど、パニック発作が出てきてしまう。そんな、広場恐怖症の症状はとてもつらいですよね。

広場恐怖症は単体で起こることもありますが、多くはパニック障害と併発してくることの多い疾患です。私も2012年1月にパニック障害になったことがあり、発症後はショッピングセンターなどの人混みにいると息苦しくなってきてしまうという症状を体験しました。

特に広場恐怖症単体で発症している方は、突然このような状態になることが多く、周囲の人に相談しずらかったりするため、一人で抱え込んでしまいがちです。

一人でできる対処として、パニック発作が起こりそうな状況にならないように避けて生活をされていることが多いのですが、広場恐怖症は避けるとどんどん悪化していくという性質がある病気です。

そのため、自分一人で対処しているうちに徐々に悪化させてしまっているケースも多く、悪化しているほどに治療が難しくなっていくという問題もあります。

病院を受診すれば、抗不安薬(依存性のあるベンゾジアゼピン系のお薬)を処方してもらうことが出来、服薬していれば日常生活がおくれてしまいますが、薬に依存していってしまう方も少なくありません。

しかし、大丈夫です。あなたと同じように広場恐怖症で悩んでいた方の多くが上記のように元気を取り戻されて楽しく日常生活を送るようになっています。

このページはパニック障害を経験者し、多くの広場恐怖症を改善をサポートさせて頂いてきた佐野が、あなたが広場恐怖症を克服するヒントになるよう書かせて頂いております。ぜひ最後までご一読ください。

なぜ、あなたの広場恐怖症が改善しないのか?

前述したように広場恐怖症の症状は、避ければ避けるほど悪化していく性質があります。これは私達の脳が記憶と予測を行う臓器であるという脳の特性によるものです。

例えば、最初はエレベーターが怖くて乗れなかったとします。その場合にエレベーターに乗ることをの避けて階段やエスカレーターで移動するようにする(回避行動)と、脳はエレベーターは危険だと学習します。

なぜなら、エレベーターを避けたという行動の記憶が保存されるからです。脳は記憶をもとに未来を予測するという性質がある為、後日エレベーターに乗ろうとすると、強い恐怖感を引き起こしてエレベーターを避けさせようとします。

なぜなら、エレベーターは危険だと学習しているからです。

さらに厄介なのは、エレベーターという固有のものだけではなく、脳が予測のためにエレベーターを抽象化して記憶します。

その際、抽象化した情報が立方体ですぐに降りられないといった情報の場合には、エレベーターと同じレベルでバスや電車、観覧車など、エレベーターとの共通点があるものに対しても、恐怖を引き起こして避けさせようとするのです。

脳の正常な機能によって、症状が悪化していく為、自己流で感情に従った行動をしていると、治らないばかりか、悪化していってしまうのです。

広場恐怖症の改善法

広場恐怖症を改善していくには、広場恐怖症が改善しない理由の逆を行えば原理的には改善していきます。

つまり、危険だと学習してしまう行動(回避行動)をやめること。そして、怖さをある程度抱えた状態で、回避せずに行動して安全だったという学習を繰り返し行うことです。

そうすることで、脳はこの行動は危険がない安全な行動だということを再度学習しなおしていきます。つまり、安全であるという記憶が定着してくれば広場恐怖症の症状は改善してくることになります。

これがいわゆる暴露療法といわれる心理療法で認知行動療法(CBT)という、現在最も再現性が高いとされている心理療法の一種です。

しかし、暴露療法は諸刃の剣になる心理療法なので、安易に実行するのはお勧めできません。

どういうことかというと、暴露療法が効果を発揮するには『危険がない安全な行動だということを再度学習』することが、条件となっているからです。

実際に勇気をもってエレベーターに乗った際に、パニック発作を起こして、死ぬかもしれないようなな苦しさを体験してしまったら、脳はそちらの学習を強化してしまうことになります。

エレベーターは危険だという記憶をさらに強めていってしまうのです。避けても悪化するし、勇気をもって飛び込んで、パニック発作を起こしても悪化してしまうのです。

このジレンマを解消するには、パニック発作を起こさない程度の強度に調節して段階を踏みながら徐々に暴露療法を進めていく段階的暴露療法が有効になります。

なぜ、当院で広場恐怖症が改善されていくのか?

当院でも前述したような段階的暴露療法を行っていきます。その為、全く不安や恐怖を感じることもなく、施術を受ければ広場恐怖症が自然に消失するという都合の良いものではありません。

では、なぜ当院に来院された方が改善されていくのか?その理由について解説させて頂きたいと思います。

1.鍼灸・整体で緊張のベースラインを下げる

私達は家でリラックスしているときであっても、どの程度までリラックスできているのか?落ち着ける環境でベースラインがどこにあるのか?は身体的な状態に大きな影響を受けます。

例えば、肩こり、首こり、呼吸筋がうまく使えず呼吸が浅い、お腹の不調が悪いなどの体調不良は自覚のあるなしにかかわらず、ストレス反応を引き起こすため交感神経を刺激して緊張のベースラインを上昇させます。

身体と心の緊張レベルというのは無関係ではありません。なぜなら、心は脳という物理的身体活動の結果生じるものだからです。

施術を行って体調不良を改善すると、緊張のベースラインが低くなります。その結果、段階的暴露療法を行う際に、何もしていないベースラインが高いままの状態で改善に取り組むのに比べて格段に行い易くなるといったメリットがあります。

例えば緊張が10まで到達するとパニック発作が起こってしまうとします。体がリラックスしていない状態の緊張のベースラインが5だったとすると、段階的暴露療法で行ってよい強度は最大で4までということになります。(5になるとパニック発作を起こしてしまう)

しかも、緊張を9まで上げるので、交感神経が高まって感じる不快な症状はギリギリパニック発作が起こらないレベルの苦しいものです。

しかし、ベースラインがより低い状態であった場合はどうでしょうか?

例えば施術を受けて緊張のベースラインが2になったとすると、段階的暴露療法で行ってよい強度は最大で7ということになります。

強度を同じ4でやったとしても、ベースラインが下がっているので緊張しても6までしか緊張しないので、動悸、息苦しさ、動悸、不安感などの不快な症状が比較的軽いレベルでしか出てこないことになります。

つまり、楽に段階的暴露療法を行うことが出来るのです。

2.他の心理療法も併用する

当院では段階的暴露療法を成功させる為に、他の心理療法のテクニックを組み合わせることで、より楽に段階的暴露療法に取り組むことが出来るようにしています。

例えば、緊張しないようにリラックスしよう、リラックスしようとしながら段階的暴露療法を行うと緊張しやすくなります。

心のメカニズムがわかっていればこのような心理状態で暴露療法をするとより苦しくなることは容易に理解できます。

当院では心理テクニックを使うことで、無駄な心理的緊張を和らげることも同時に行います。

このような細かな心理テクニックを使うだけで暴露療法の成功率は高くなります。

3.適切な段階的暴露療法を一緒に行っていく

今まで自己流で暴露量療法に取り組まれて悪化してから来院された方のお話を伺わせていただくことが何度もありました。その多くが暴露療法自体を正しく行えていませんでした。

間違った治療を行えば改善していかないのは当然ですが、心理療法は細かなニュアンス程度の違いが結果に大きく影響してしまうことが多い為、正しく行うことがとても重要です。

当院では暴露療法を行いながら、強度の調整や方向性を間違えていないか、自己流で間違ったアレンジを行っていないのかを毎回確認していきます。

適切な暴露療法が出来ていない場合には、適切になるように指導することで、意味のない暴露療法らしい我慢して苦しいだけの行為になっていかないように一緒に取り組んでいきます。

そうすることで、正しく行うことができ、正しく行うからこそ効果も得られやすくなります。

広場恐怖症克服の施術の流れ

広場恐怖症の克服は平均8回程度の通院で卒業されるケースが多いですが、その方の現在の心身の状態や思考や言葉の偏りの強さ、適切な暴露療法を行っていけるのか?によって必要な通院回数や期間が増減してきます。

暴露療法により脳が再学習をしていくことで改善して来るため、人によっては10回以上の通院が必要になる場合もあります。
施術回数

施術の費用について

広場恐怖症は鍼灸の保険適応範囲外の疾患となる為、完全自費となります。料金は以下の通りです。

施術料

※スタンダードコースは刺さないはり・きゅう、整体、気功、内臓調整、心理カウンセリング、心理療法をあなたの状態によって組み合わせたオーダーメイド施術です。

最後に重要なお話

ここまで、お読みいただきましてありがとうございました。

私もあなたと同じ不安障害(パニック障害)に苦しんだ経験がある為、不安・恐怖がどれだけ辛いものなのかよくわかっています。

しかし、特に広場恐怖症は怖いものを避けて生活できているうちはよいのですが、徐々に避けるものが多くなり、次第にできることが限られてきてしまいます。

今の不安症状が辛いお気持ちはわかりますが、改善するための努力が最も少なくて済むのも今です。

広場恐怖の問題を避けて、問題を先送りしていくうちに、あなたの人生の選択肢が狭められて行ってしまいます。

あなたの人生なので、最後はあなたが決断すべきことですが、何もせずに放置しておくことはお勧めできません。ぜひ専門家の力を借りてください。

もし、私と一緒に広場恐怖を克服していきたいと思われた方は、下記のLINE/電話番号より「ホームページを見て、予約を取りたい」と今すぐご連絡ください。私の経験・持てるすべての技術と知識をフルに活かして、全力でサポートさせて頂きます。

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