パニック障害の辛さは細胞の酸欠が原因!?

パニック障害の辛さは細胞の酸欠!? パニック障害

こんにちは、佐野です。今日はパニック障害の辛さの正体は細胞の酸欠から発生するというお話をさせて頂きます。
原因不明の不安感や息苦しさ、手足がしびれる、めまい、だるい、無気力、うつっぽい、落ち着かないなどの症状がなぜ出るのかを解説しています。

結論:きっかけはストレスだけれど、直接原因は呼吸の乱れ

パニック障害で感じている症状のほとんどは、細胞が酸欠を起こしているときに出ている症状です。

少し理解しずらいのは、細胞が酸欠を起こしていることで、不安感、息苦しさ、手足のしびれ、だるさ、めまいなどが出ますが、体内に酸素が不足しているわけではありません。

体内に酸素は十分にあるけれど、細胞では酸欠が発生してしまうメカニズムについて解説していきます。

肺呼吸と細胞呼吸という二つの呼吸

一般的に私達が「呼吸」と呼んでいるものは医学的には肺呼吸のことを言います。

肺呼吸はその名の通り、肺を使って酸素を体内に取り込み余分な二酸化炭素を体外へ排出するいわゆる呼吸です。

一方、細胞呼吸というのは細胞と血液の間で、同じように酸素を細胞に取り込み、余分な二酸化炭素を血液に受け渡しする呼吸です。

肺で取り入れられた酸素は、血液中の赤血球に張り付いて全身をめぐって、酸素を必要としている細胞のところで、赤血球から酸素が外れて酸素を細胞に渡します。(細胞側は酸素を取り込みます。)

細胞ではエネルギーを取り出すときにでる副産物である二酸化炭素を血液中に排出します。そしてその二酸化炭素が肺まで行って体の外へ排出されます。

細胞呼吸がうまくいかないと細胞では酸欠になる

血液の中に酸素が十分にあっても、酸素が細胞に供給されない状態というのが存在します。その状態になると、肺呼吸は出来ているのに、細胞で酸欠が発生します。

細胞呼吸では、細胞が酸素を取り込むときに赤血球から酸素が外れる必要があります。この赤血球から酸素が外れにくくなってしまうと、体内に酸素はあるのに細胞では酸欠が発生するのです。

赤血球から酸素が外れ易くする物質が、二酸化炭素です。

つまり、二酸化炭素不足になると、細胞では酸欠が発生します。

細胞が酸欠になるとどうなるのか?

細胞が酸欠を起こすと、最も被害を受けやすいのが神経です。特に神経の集合体である脳は、非常に多くの酸素を必要とする臓器ですから、真っ先に影響を受けます。ソワソワ感や不安感などは脳の神経細胞が酸欠で正常に機能していないときに発生します。

また、二酸化炭素には気道と脳へ血液を送る血管を広げる作用があります。パニック障害の方が息苦しさを感じるのは、二酸化炭素不足によって気道が狭くなってしまうからです。

細胞が酸欠を起こしていると同時に脳への血流の低下、気道が狭くなるという状態が発生すると、神経は正常な働きを継続することが出来なくなり、パニックが誘発されます。

これがいわゆるパニック発作です。

パニック発作は二酸化炭素不足を解消することで、細胞の酸欠を解消することが出来れば、かなりコントロールしやすくなっていきます。

ストレスが二酸化炭素不足のきっかけになる

二酸化炭素不足を引き起こす直接の原因は、呼吸が早くなる、大きな呼吸を繰り返すなどですが、人間は誰しも、ストレスを受けると呼吸が早くなります

これは、防衛本能として体に備わったシステムですから正常な反応です。

今のように文明の力によって安全を確保できたのはごく最近のことで、アフリカで誕生した人類の祖先は肉食動物に狩られる弱い存在でした。

運悪く肉食動物に出会ってしまった際に、戦うか逃げるかどちらかを行わなくてはいけませんが、その際にスグに行動に移せるよう危険を感じる(ストレス)とすぐに呼吸を早めて体を戦闘モードに切り替える必要があったのです。

そのシステムが私達の体に現在も残っており、対人関係などのストレスを危険と判断して呼吸が早くなってしまいます。

ストレスから解放された瞬間に元の呼吸に戻ればよいのですが、現代のストレスははっきりと脅威が去った瞬間がわかりにくいものが多く、いつ戦闘モードを解除すればよいのかがわからず、呼吸が早いままになってしまうのです。

呼吸が早いまま生活を続けているうちに、二酸化炭素不足が慢性化し、徐々に細胞の酸欠状態が慢性化していきます。更に呼吸が早いことで、交感神経優位の状態が継続するので、意識してもゆっくりした呼吸が出来なくなっていってしまいます。

慢性化する前に呼吸を意識して正しい呼吸に戻す

慢性化してしまうと、呼吸筋が固くなったり、二酸化炭素に敏感に息苦しさを感じるようになってゆっくり呼吸できなくなったり、リラックスできなくなってしまい、呼吸法だけでもとの呼吸に戻すことは難しくなってきてしまいます。(正しい呼吸については過去記事参照)

自律神経を整える正しい呼吸とは?
こんにちは、佐野です。今日は正しい呼吸について解説しています。文字だけでは正確にお伝え出来ないところもあるので、出来れば専門家にチェックしてもらうことをお勧めしますが、近くに呼吸指導を行える専門家がいない方は何度も読...

しかし、慢性化する前から、ストレスを感じた後に正しい呼吸に戻す習慣を身につけていれば、パニック障害に長い間悩まされるということもなくなります。

ただし、強いストレスに対してはどうしても呼吸が早くなるという、正常な反応は回避できませんから、ストレスを出来るだけ避けるという基本は大切です。

細胞の酸欠状態を日ごろから引き起こさないように呼吸をコントロールする努力が大切です。

まとめ

・パニック障害は細胞の酸素が深く関係している
・細胞の酸欠は二酸化炭素不足によって引き起こされる
・二酸化炭素不足はストレス後の呼吸管理に原因がある
・慢性化する前に正しい呼吸を行うことが大切

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました