自律神経を整える呼吸の重要性

自律神経を整える呼吸の重要性 自律神経

こんにちは、佐野です。自律神経を整えたいけれど、自律神経の整え方を検索して試してみたけれど、効果が実感できない方、何から手を付けていいのかわからない方が、最初に呼吸を大切にすることをお勧めする記事です。

結論:自律神経に直接影響を与える方法は呼吸しかない

自律神経は、あなたが無意識に行っている生命活動を全部自動で行ってくれる神経のことです。
心臓の鼓動の速さ、胃腸の動き、血液をどこに運ぶのか、睡眠の管理、呼吸の速さ、瞳孔、血圧、水分コントロールetc・・これらはすべて自律神経によって管理されています。

心臓を早く動かそうと思っても、早く動かすことは出来ませんし、胃腸を動かそうと思っても思った通りに動かすことは出来ません。

自律神経が支配する生命活動の中で、唯一、呼吸だけが意識でゆっくり呼吸するのも、早く呼吸することもコントロールすることが出来るのです。

一つだけ勘違いしてほしくないのは、呼吸が最も直接的に影響を与えることが出来るというだけで、他の方法がダメというわけではありません

ただ他の自律神経を整えるものの多くが、正しい呼吸が無意識で出来ていることが前提なので、もし無意識で正しい呼吸が出来ていない場合には、効果が得られにくいのです。

太古より、呼吸が重要視されていた

インドの伝統医療であるアーユルヴェーダ(ヨガ)、中国伝統医学などでは、紀元前よりも前から呼吸の重要性について説かれ、その教えが現代まで伝えられています。

伝統医学で伝えられ続けているものは、歴代の医師達がよりよい方法を研究し、効果のないものであれば淘汰されてきたものです。臨床現場でその効果について検証され続けてきたといえます。

科学が発展し、近年になってやっと呼吸についても様々な研究が行われるようになり、自律神経の疾患はもちろん、呼吸と疾患との因果関係が少しずつですが、わかってきています。

科学が介入することで、今までは、教える先生の感覚や経験則によって呼吸法を指導してきたものが、科学的に理にかなった呼吸法なのか?を検証できるようになってきました。

意外に思われるかもしれませんが、科学的には大きく空気を吸い込むいわゆる深呼吸は自律神経を整えるという観点から言えばやらない方が良い呼吸法になります。

私もこの事実を知った時はとても驚きでしたが、確かに生理学や解剖学から考えると、胸いっぱいに空気を吸い込む一般的な深呼吸が必要な時というのは、単純な酸欠状態に限られ、自律神経を整えたい場合はもっと効果的な呼吸法があります。

ストレスが自律神経を乱す

ストレスから自律神経が乱れるということを、ご存知の方も多いかと思います。

しかし、漠然とストレスが自律神経を乱すというだけでは、「ストレスを減らしましょう。」というアドバイス以外に出来ることがなくなってしまいます。

ストレス反応とは、もともとはアフリカで誕生した人類が、肉食動物などの天敵と出会ってしまった際に、戦うか逃げるかの行動を素早く行えるように進化して獲得した反応です。

私達はストレスを受けると、交感神経の活動を高めて、筋肉に血液を送り、呼吸を早く行ってより運動に適した状態へと体が準備を始めます。つまり、緊張状態になるのです。

問題なのは、現代人の抱えるストレスは、脅威が去った瞬間が認識しずらいことです。

肉食動物に襲われるかもしれないというストレスは、肉食動物の脅威が去った瞬間に解放され、元の平常状態へ戻ります。

しかし、現代では複雑な人間関係、仕事、恋愛、家族、お金、24時間365日スマホから情報が流れ込んでくる等、現代人の抱えるストレスは、脅威が去った瞬間がわかりにくいため、脳がいつ緊張状態を解いていいのかを察知できず、慢性的な緊張状態が持続して、その結果リラックス状態に戻れなくなってしまったことに起因する症状が多いです。

慢性的な緊張状態は呼吸によって解除

脳は呼吸の状態を常に監視しており、呼吸の状態によって緊張した方が良いのか、リラックスした方が良いのかを判断の一部に使用しています。

つまり、呼吸をコントロールできれば、完璧でないにしても自律神経に対して意図的なアプローチができるのです。

ゆっくり呼吸をしていると気分が落ち着いてくるのは、呼吸をゆっくりしているということを脳が探知したことで、今はリラックスした方がいい状況だと判断し、リラックス状態になるよう全身へ指令を送るからです。

これが、自律神経に直接影響を与えることが出来るのは、呼吸だけという理由です。

呼吸法だけやればよいのか?

自律神経の緊張状態をリラックス状態に変えるには、呼吸法は重要です。しかし、それだけでは不十分なことが多いのも事実です。

呼吸は呼吸筋といわれる筋肉が動くことで行われます。筋肉がこり固まってしまうと、呼吸筋がうまく動かなくなり、ゆっくりとしたスムーズな呼吸が行えなくなってしまいます

その為、鍼灸や整体などで、正しい呼吸を行える体の状態(正しい姿勢、正しい筋肉の状態)に導きながら、正しい呼吸を指導してもらう必要があります。

また、偏った食事は呼吸を早めるように働きかけてしまいます。ゆったりとした呼吸を行うには、バランスのとれた食事を行うことも、とても重要になってきます。

まとめ

・自律神経に直接影響を与えられるのは呼吸

・呼吸の重要性は古来から伝えられてきている

・現代のストレスによって緊張状態が継続してしまう

・総合的に正しい呼吸を行える状態にすることが大切

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