鍼灸/整体治療の適応症「自律神経失調症」
鍼灸や整体治療が得意とする適応症の一つである「自律神経失調症(Dysautonomia)」についてご紹介します。鍼灸・整体での治療をお考えの方はご参考にしてください。
自律神経失調症とは?
自律神経は、活動する為の「交感神経」、リラックスする為の「副交感神経」の2種類の相反する働きをする神経の総称です。私達の意志とは関係なく自律して24時間365日働き続ける神経の為、自律神経と呼ばれています。
この相反する2つの神経がバランスを保つことによって、心と体の健康状態が維持されています。このバランスが崩れた時に「自律神経の乱れ」が生じ、不定愁訴(ふていしゅうそ)と呼ばれる、原因がよくわからない症状が、心や体に現れてきます。
自律神経は微妙なバランスを保っている為、日常の少しのことで自律神経の乱れが生じます。自律神経が乱れる原因として、心理的/身体的ストレスや不規則な生活リズム、偏った食生活、運動不足、睡眠不足/過剰、喫煙、飲酒などがあげられます。また、自律神経は加齢とともにその機能が低下する為、神経細胞の老化を遅らせる生活を送ることが大切です。
自律神経失調症の症状
自律神経が乱れることで現れる症状には以下のような不定愁訴が発生します。(※記載がない特殊な症状も臨床ではよく見かけます。)
- 不安感
- 焦燥感
- イライラしやすい
- 緊張しやすい
- 気分が沈む
- 発汗
- 便秘/下痢
- 疲れやすい/疲れがとれない
- めまい/ふらつき
- 立ちくらみ
- 吐き気/気持ち悪い
- 不眠/過眠
- 頭痛
- 冷え
- 動悸
- 息切れ
- ほてり
- 肩こり
- 食欲不振/食欲過剰
- だるい
- 息苦しい
- 首こり
- 喉の違和感
その方の生まれつき弱い器官に症状が現れやすいため、あらわれる症状は人によって異なりますが、自律神経が乱れて色々な症状が出る状態を自律神経失調症と言います。自律神経の乱れは、日々の生活と密接に関係しています。
自律神経失調症の治し方(整える方法)
生活習慣を整えることが自律神経失調症を治す近道です。鍼灸や整体治療には自律神経を整える作用がありますので、適切な生活習慣の改善と併せて行っていく事で、辛い症状の改善が期待できます。
当院の改善の取り組みは自律神経失調症ページを参考にしてみてください。