起立性調節障害(OD)の食事について  浜松市中区の心身堂鍼灸院(はりきゅう)

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起立性調節障害の栄養と食事

 こんにちは、心身堂の佐野です。起立性調節障害の改善に食事が重要なケースがあります。このページでは起立性調節障害改善で気を付けるべき食事について解説しています。

 実際どのような食事が良いのかの話の前に、起立性調節障害の子供が持つ特性について知っておく必要がありますので、まずはそのことについて解説させて頂きます。

起立性調節障害症状としての食欲不振

起立性調節障害になると、朝起きられない以外にも、気持ち悪い、食欲が出ない、おなかが痛いなどの、自律神経症状が出てきます。

特に朝は調子が悪いことも多いため、食欲がなければ無理に朝食をとらせる必要はありません。むしろ、無理して食べさせるとストレスを与えることになるので注意が必要です。しかし、調子が良い日は食べるけど、調子が悪い日は食べないなど、朝食を食べたり食べなかったりと、不定期な食事のとり方をするとかえって自律神経に負担をかけるので、朝食べないなら食べないという生活習慣に完全に切り替えるようにしてください。

起立性調節障害を持つ子に多いHSP傾向による偏食

 起立性調節障害の子供の多くがHSP(高い感受性を持った人)と呼ばれる特性を持った人が多い傾向にあります。HSPというのは病気ではなく脳の基本的な特性による気質です。人によって個人差が大きいですが、触覚、聴覚、視覚、嗅覚、味覚といった五感のどれか、もしくは複数の感覚が鋭く、いわゆる神経質という性格特性を持った人のことを言います。

 この感覚の鋭さが触覚、嗅覚、味覚の敏感な子供になると、食感や匂い、味を通常の人よりもより強く感じてしまうなどにつながります。一般的な偏食と違う点は、好き嫌いで偏食になっているわけではなく、例えばピーマンを食べた時に通常の何倍もの苦みを感じているということが原因で偏食になっています。

 起立性調節障害の改善には食物繊維やビタミンなども重要な要素となってきますが、食べられないものを無理に食べさせるとそれがストレスで体調を崩してしまうので、感覚が鋭い傾向がある場合には食事改善は調理によってうまくごまかせる範囲内までとして、克服するために無理強いしないことが大切です。

積極的に改善してほしい栄養素

 起立性調節障害の多くは血圧の維持が難しいことで、酸素が全身へ巡らず、様々な自律神経症状が出てくると考えられています。血圧自体が自律神経によってコントロールされているので、はっきりとした原因をつかみにくいのが原因がよくわからないと言われる原因です。しかし、何割かの子供には食事改善が有効なことも多いため、以下の栄養素を特に気を付けてみてあげてください。

タンパク質の不足

 病院でも水分補給をするように促されることがあるかと思いますが、水分を多くとって血液量を増やし、血圧を維持することが目的です。水分を血液中にためておくためには塩分とアルブミンというタンパク質が必要です。塩分は水分摂取の時に取ってもらう事が可能ですが、タンパク質が不足すると、水分を血液中にとどめておくためのタンパク質が不足し、血圧の維持が難しくなります。

 鶏肉などから食事で補っていくことが理想的ですが、摂取が難しい場合にはプロテインを利用するのも良いです。(店頭で売られているプロテインはプロテインの含有量が低いため、1杯当たりのタンパク質含有量が多いものをインターネットで購入してください。)プロテインに関しては、乳糖の分解が出来なくて下痢になる場合があるので、ソイプロテインという大豆から作られたプロテインがお勧めです。

鉄不足

 酸素を運ぶ赤血球の原料の一つが鉄です。起立性調節障害の立ち眩みやぼーっとするなどの症状は貧血症状にも似ているため、鉄不足が重なって症状が重くなっている場合があります。鉄不足があるところに血圧があげられないという二重の問題が発生することで症状がより重たくなるという状態ですので、症状改善には鉄不足の改善が大切です。

 鉄を多く含むレバーやプルーンなどの食べ物で摂取したり、手軽なのは調理器具を鉄鍋などに変えるだけでも鉄分が補えるので、食材を気にしないという点ではお手軽な方法です。

ビタミン不足

 ビタミンは体の中の様々なところの調整役として働くため、当然自律神経にも影響があります。HSP傾向からくる偏食がある場合には、野菜を調理によってわかりにくくしたり、スロージューサー(ゆっくり絞ることでビタミンの破壊を防ぐジューサー)なども利用できるかと思います。そのほか、フルーツなら食べられるという子供も多いので、フルーツで代用していくのがお勧めです。

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